ダイエット目的で走りだしたはずだったのに、気がつくとサブ3ランナーとしてガチのマラソンマンに変身!
メインはランニング&マラソンですが、時々「クールな嫁と明るい娘」に話が脱線(笑)
家族とマラソン、そして、酒とガンダムをこよなく愛する、男の日々をどうぞ!
プロフィール
HN:
RX-93
HP:
性別:
男性
自己紹介:
1972年生まれのアラフォー。
38歳の時、人間ドックでメタボを起因とする重度の高脂血症により死の宣告を受ける。
それでも大好きな酒がやめられず、飲みながらでも痩せらるよう、必死のダイエットに励みなんとか20kgの減量に成功。
その一環で始めたランニングは、既に趣味の域を脱し、遂にはフルマラソン出場まで果たす事に・・・。
(詳しくは、ホームページもご覧下さい)
フルマラソン
ベスト 2時間48分43秒
(2015年4月 長野)
ハーフマラソン
ベスト 1時間22分01秒
(2012年11月 諏訪湖)
100kmウルトラ
ベスト 9時間28分20秒
(2014年5月 野辺山)
38歳の時、人間ドックでメタボを起因とする重度の高脂血症により死の宣告を受ける。
それでも大好きな酒がやめられず、飲みながらでも痩せらるよう、必死のダイエットに励みなんとか20kgの減量に成功。
その一環で始めたランニングは、既に趣味の域を脱し、遂にはフルマラソン出場まで果たす事に・・・。
(詳しくは、ホームページもご覧下さい)
フルマラソン
ベスト 2時間48分43秒
(2015年4月 長野)
ハーフマラソン
ベスト 1時間22分01秒
(2012年11月 諏訪湖)
100kmウルトラ
ベスト 9時間28分20秒
(2014年5月 野辺山)
カテゴリー
ブログ内検索
忍者アド
最新コメント
[03/03 ブログ管理者]
[03/03 ざいごのあんま]
[02/27 かめ&うさぎ]
[02/27 ペンギン]
[02/23 ブログ管理人]
最新CM
[03/03 ブログ管理者]
[03/03 ざいごのあんま]
[02/27 かめ&うさぎ]
[02/27 ペンギン]
[02/23 ブログ管理人]
最新記事
(02/10)
(02/07)
(02/04)
(02/02)
(01/31)
(01/28)
(01/24)
(01/23)
(01/21)
(01/17)
最新TB
PVアクセスランキング
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さて、「第21回星の里野辺山高原ウルトラマラソン~地獄篇(前篇)」に引き続き、本日は怒涛の後篇に突入です。
やっぱり記事の長さはウルトラ級(笑)ですので、よろしくね!
・・・・・・・
さて、前回記事の通り、後半に足をためる作戦で前半は意図してペースをセーブしたつもりでしたが、それとは別に明らかな不調感で作戦以上にペースに乗れなかった前半の50km。
今日はそれ以降のお話しをするつもりですが、先ずは本題に入る前に、お話しが分かりやすいように、コースのおさらいしておきましょう。
はい、
野辺山は、こんな感じのアップダウンのコースになってますね~
さてそんな50kmまでの特徴を振り返ると、スタートから約10kmの地点から始まる「林道トレイル」と、35km地点の「稲子湯」からの1.5km程の鬼坂、そしてそこを上った後は、延々と坂を駆け下りるスライダーコースが特徴です。
で、もちょっと補足すると、林道トレイルは標高差400m程を10㎞かけて登り、下りは5km程で400mを駆け下りるトレイルランになっています。
そして稲子湯からの坂は、距離は短いものの結構な急こう配を一気に登る、心臓破りの区間になっています。
ちなみに去年は、このキツイアップダウンの中でもエイド以外では歩かず止まらずのノンストップで50kmまで走り切りました。しかし今年は本当に不調で、イメージ通り足が動かないばかりか、激しい疲労感で、走ることそのものも辛い状況が続きました。
ちなみに下りは重力に任せて落下すればいいだけなので、不調の割にはタイムは悪くないものの、登りに至っては全然走れない状況。
登りの斜面を強く踏み込めば脚が張り、シューズにも上手く乗れず、靴の反発力が得られないばかりか、リズムにも乗れない状況で、早くもレースそのものに暗雲が立ち込めていきました。
・・・・・・
さて、そんな50km地点。
サブテン(100kmを10時間未満の完走)を目標に掲げた今回のレースでしたが、あまりの不調感から、サブテンどころか完走すらヤバい雰囲気が漂い、急遽
「今回はとにかく、なりふり構わず完走する事を目標に、今何をすべきかを考えよう」
そう視点を切り替えました。
なぜならサブテンありきで挑むと玉砕の匂いすら漂う今日のレース。
とにかく、ウルトラは完走すれば「勝ち」なので、とにかく完走することで勝ちを拾うことに、頭をスイッチしました。
・・・・・
では、100kmの完走にとにかく必要なのは何んでしょう?
それは自論でいうと、
「スタミナの維持」
だと思います。
とにかくガス切れになったらおしまいですので、食事ができるエイドでは食べまくることでスタミナを維持できるように努めました。
ですから、50kmエイドは、そばにおにぎりもあるエイドなので、ここは両方頂き、さらにこの日はピーカンで暑いので、水分補給も抜かりなく実施しました。
スポーツドリンク2杯に水1杯とちょっと多めの水分補給でしたが、脱水症状にならないように万全の配慮を期しておきました。
更に完走するためには、心拍数にも注意を計りました。
なぜなら、高い心拍数で走ることは乳酸値が上がるため、溜まった疲労により足が動かなくなってしまうことを防ぎたかったからです。
ですから、きつい登りは走っては歩きの繰り返しで登ることにしました。
つまりこれをすることで、坂を走ることで上がってしまう心拍数を歩くことで元に戻し心拍数を上げすぎないように配慮。
しかし、歩きすぎるとタイムロスになるので、10秒ほど歩いたらすぐまた走ることでタイムロスも最小限に抑える戦法をとりました。
とにかく自分の持ってる知識をフル動員して、「いかに不調な状況でも100kmを攻略できるか」に注力したというわけです。
当然コンディショニングミスがなければ、自己ベストを狙ったタイムアタックに注力するんですが、今回は自分で招いたトラブルにより、思ったように走れませんが、レースは始まっている以上、この状況下でも何ができるかを考え、最善を尽くすことを考えました。
・・・・
さてそんな、50km以降のコースはと言うと、登り坂ばかりが続く、「死の後半戦」。
まさしく、「デス・レース」です。
そんなデス・レースの最初の関門は、照りつける太陽の元、北相木村役場へと向かう坂を延々と上り続けるコースとなりました。
ここは勾配があまりきつくなく、あまり心拍数を気にすることがありませんので、基本走り中心で駆け上がり、ほとんど歩くことはありませんでした。
そんな役場までの坂を上り切ると、そこを折り返し、今来た道を駆け下りることとなりました。坂を駆け下りはじめるとすぐに、ラップタイム計測ポイントが登場し、そこで60kmのポイントを通過することとなりました。
時計を見ると5時間10分ほど経過しており、昨年と比べると20分も遅れての通過となり、やはり前半の不調による遅れが大きく響いているのだと実感しました。
しかも、これからの馬越峠まで続く登坂路を考えると、残り時間では、もはやサブテンはきびしく、「もう諦めるしかない」と、このころから真剣に思うようになりました。
「サブテンを狙って、リタイヤしたら元も子もない」
そう、
ウルトラマラソンにとって大事なのは、完走する事。
歩いてでも、這ってでも、最後の最後、ゴールテープを切るまでは前進する。
この覚悟だけは持って、前に進んでいきました。
写真では悲しいくらいに伝わらない坂ですが、南相木村に向かう登り坂です。
途中の道路標識には「斜度11%」という、めまいのするような斜度の標識もあり、走っては歩いての繰り返しで登って行きます。
ちなみに、私の練習コースでは、最大斜度は「10度」までしかありません。しかも僅か数百メートルで終わりで、1km以上ある登りでいえば、最大斜度は8度ほど。
ここはそれをはるかに凌駕する斜度で、しかも10㎞以上も続くときますから、本当に心がくじけそうになりました。
ですから、作戦とは別に、脚を動かせばすぐに襲い掛かる疲労感で足が止まります。
更に、足を踏み込むと、足裏には激痛が走るようにもなりました。
やはり流石のJapan Boostも、60km以上の距離に及んだ衝撃に、ついに耐えられなくなってしまったのでしょうか、とにかく着地の度に足裏に響く激痛も本当につらくなってしまいました。
そんな中ようやくの思いでたどり着いた、「71km 滝見の湯エイド」。
ここは食事がとれるので、提供されている蕎麦を食べ、チョコを口いっぱいにほおばり、水分も大量に入れて復活を図ります。
このころになると、やはり「補給がカギ」なのだと痛感させられ、食事をすることで体力が少し回復した感覚さえ感じられました。
さあ、残り29km・・・
補給が済めばすぐにでも駆け出したいところですが、ここのエイドはもう一つのポイントがありました。
それが、
「自分の荷物を預けられる」
と言う事。
ここでは、預けておいた荷物を受け取ることも、不要なものを預けることも可能な、スペシャルポイントになっています。
周りを見ると、皆さんここで自分専用の補給食を受け取ったりしていますが、私はこれまでこのポイントを活用したことがなく、今回も独自の補給食などは何も用意してはおりませんでした。
しかし補給食とは別に、唯一預けておいたものが一つだけあります。
それが・・・
ランニングシューズ。
そう、万が一を考え、練習用シューズですが、ライトレーサーTSを入れておいたんです。
もう足が痛くてたまらないところに、幸運ともいえる代替シューズの登場。
もう、藁にもすがる思いでシューズチェンジをしました。
本来ならシューズの履き替えは時間がかかるので、タイムロスを考えると時間がもったいないんですが、今回はとにかく完走するためにはシューズチェンジしてクッションの生きてるシューズで走った方が完走には有利だと考えたことと、残り29kmもあるならフレッシュな状態のシューズで走った方が、結果的には速いだろうと考えたからです。
ちなみにライトレーサーはレーシングシューズではありませんが、そもそももう自分の脚にはキロ4分前半以上で走れる脚などとうに残っておらず、むしろキロ6分以上かかる状態ですから、トレーニングシューズでもなんら問題ありません。
そんな訳でシューズを履きかえ、タイム計測用のタグを付け替えて、このエイドを後にしました。
ちなみにここでのタイムロスは、給食とシューズチェンジで7分ほど。
でも、それに余りある効果を、実感することが出来ました。
それは、
先ず、足の痛みは劇的になくなりました。
やはり、トレイル含みの71kmも使った靴と、2日間休ませておいた靴とでは、クッションの差は歴然で、シューズ交換はやはり正解だったと感じます。
そして、給食とシューズ交換の間、一休みできたので、体は少し楽になりました。
これで、なんとか馬越峠に挑めそうだという感覚が訪れ、最大の難所である、「馬越峠」に向かっていくのでした。
・・・・・
さて、馬越峠は斜度がきつく、走って登るのは本当に苦しい峠です。
周りのランナーも歩く人が大半で、私ももちろん当初の通り「走っては歩く」作戦でいきます。しかし実際に実行してみると、ここはもう「歩いては走る」という、完全に歩き主体に変化しており、手元の時計を見るとキロ8分半ほどかかって前に進んでいるような状態でした。
刻一刻と流れる時間・・・
そして、脚はもう限界に達しようとしていました。
・・・・
しかし、そんなこんなで、なんとか到着した、馬越峠の頂上。
この頂上のエイドで給食し、再び走り始めると、今度は一転、きつい坂を一気に駆け下りることとなりました。
さて、ランナーならよくお分かりの事と思いますが、疲れきった脚で坂を駆け下りるのは、本当に地獄です。
疲れた脚が着地の衝撃を吸収できず、スピードが上がると着地の度に脚が悲鳴をあげます。
かと言って、衝撃を減らそうとスピードを抑えようとすると、重力の落下に逆らってブレーキをかけるわけですから、これも脚には相当な負担がかかり、「飛ばしても地獄、抑えても地獄」と言う状況となるわけです。
そんな76kmも走った後の急な下り坂・・・
前述の通り、「飛ばしても地獄、抑えても地獄」なわけですから、本当にきつい。
もはやきつくてたまらないときは、「立ち止まる」しか術がありません。
ですので、ここでは下りにもかかわらず、何度か止まって歩きが入ってしまいました。
・・・・・
さて、登りの地獄と下りの地獄の馬越峠も何とかクリアし、ようやく80kmのタイム計測地も通過することが出来ました。
あと20km・・・
ついに、ハーフより短い距離を残すのみとなり、時計を見ると、なんとギリギリサブテンの可能性も残っている雰囲気がしました。
「行けるんだろうか?」
自問自答もありましたが、
「サブテンを考えるより、先ずはレースで最善を尽くす」
この思いで、やはりまだ「サブテン」よりも「最善を尽くした完走」に主眼を置いて走り続けていきました。
しかし、
思いとは裏腹にスピードの出ない脚。
最善と言いつつも、もはやジョグより遅いスピードしか出ない脚と、極度の疲労で時折止まってしまう脚に、頭の中では同じ言葉がリフレインされます。
「走らなきゃ・・・走らなきゃいいけないのに、なぜ僕の脚は動かないんだろう」
持久力は完全に底をつき、連続して走れる距離は2~300mほどしかありませんでした。
平たんな川沿いの走路だというのに、走っては歩くの繰り返し。
それでも、歩きは5~10秒ほどの小休止なので、歩きが入ってもキロ6分ほどで何とか進むことができ、ついに最後の巨大エイド「川上村 原公民館」に到着することができました。
ここは、
うどんに巻きずしと、ガッツリ食べれる最後の食事エイドです。
もちろんここでも、タイムロスは惜しいものの、しっかり補給してラスト13kmの戦いに備えます。
思い起こせば昨年は、ろくな補給食を取らなかったために、ラスト5kmが完全なガス欠で、吐きそうなほどにヘロヘロだった事を思い出し、とにかく今回は最後まで粘れるだけの補給を心掛けました。
うどんを平らげ、切った巻きずしを5~6個頂き、もぐもぐといっぱい食べていると、エイドのおばちゃんから藪から棒に
「ねぇ、明日は仕事があるの?」
って、聞かれたので
「ええ、もちろん」
と返すと、
「えー!信じられない~」
と、おばちゃん3人、大歓声w
どうやら100kmも走っておきながら、翌日も通常勤務する「ウルトラランナーの異常性」に痛く驚かれたようでした。
・・・・・・
さて、補給も十二分にし、おばちゃんともコミュニケーションしたエイドを後にし、しばらく行くとようやく90kmの計測ポイントに到着しました。
ここで時計を見ると、経過時間は8時間42分ほど。
つまり、サブテンには残り10kmで、残1時間18分程しか残っていません・・・
普段なら楽勝の時間ですが、野辺山の90kmからは、最後の試練の急坂が待っています。
そう、ほとんど歩いてしまったら、キロ10分以上かかってしまうようなきつい坂です。
そう考えると精神的には全く余裕のない状況でした。
それでも、1歩、また1歩と歩を進め、可能な限り走り、歩いても最小限の休みだけで走って進んでいきます。
思えば一時はあきらめていたサブテン・・・
しかし、残りの距離が少なくなるにつけ、ようやくサブテンも現実味を帯びてくるようになりました。
なんとか間に合いそうだ・・・・
そう思えるようになり、ラスト10kmを切ったところで、ようやくサブテンの最終アタックが開始されました。
坂を上り切り、93kmのエイドについたときは時間を考え、水分だけを十二分にとり、トイレだけ寄って、すぐに出発。
・・・・・
97kmのレース最期のエイドでは、残り3kmを走れるだけの必要最小限の水分だけ補給してすぐに出発しました。
時計を見ると、ラスト3kmにかけられる時間は30分ほど・・・
もう、ほとんど歩いてもサブテンは確実な状況になりましたが、最後まで手を抜かないことが、最大の自己満足を得られる方法だということはわかっていますので、逆に最後の力を振り絞って、ゴールを目指していきました。
ラスト2kmの看板を抜け、必死に走っていくと、ついにラスト1kmの看板が見えました。
「あと1kmだ!」
そう思った時、今までの疲労が一気に軽くなったような錯覚すら覚えるようになりました。
ゴールが近づくにつれ、沿道の応援も大きくなり、
「ナイスラン!」
「お帰りなさい、あとちょっと!」
「がんばれー!」
最高の高揚感が体を包みます。
「100kmの死闘を経て、俺はまたスタートの地に帰ってきた!」
そう思いながら最期のカーブを曲がると、200mほど先にレッドカーペットの上にゴールテープが引かれているのが見えました。
「最後は、全力で駆け抜けたい!」
ランナーの本能で、これでもかの全力疾走で駆け抜けます。
ゴール前にはアナウンサーが座っており、私のナンバーカードと氏名、そして私の書いた「このレースにかける思い」を読み上げてくれました。
そして続けて、
「堂々のサブテン達成!おめでとうございます!今年のレースも楽しめましたか?」
と、声をかけてくれたので、大声で答えました。
「もちろん!最高に楽しみました!」
ウソ偽りのない言葉を告げて、そのままガッツポーズとともに、
「やったぞー!」
と、心の雄たけびをあげてゴールテープを切り、ついにフィニッシュしました!
・・・・・
ゴール後は首には「完走メダル」をかけてもらい、大勢のスタッフからねぎらいの言葉をかけて頂きました。
するとそんな中、ゴールスタッフのおじさんから、
「来年も来てくれるよね?」
って聞かれたので、
「こんなキツイのもう嫌ですけど、きっと来ます」
そう答えておきました。
・・・・・
遂に死闘が終わり、体育館に戻って自分の荷物を受け取ると、このレースの最期の課題に取り組みます。
「最期の課題」
それは、
「脚を壊さないこと」
その為には、レース後のケアが重要になるので、今回は緊急保冷剤を持ってきてましたので、疲労の酷い太ももを中心にアイシングを実施。
それと同時に、L-グルタミンを3包飲み、脚の回復を図ります。
ちなみに昨年はこれを怠ったせいなのか、帰宅後に太ももの肉離れが発症して、痛みに悩まされました。
今年はその教訓を生かして、冷やすことで脚の炎症を取り、筋肉の補修用の薬で回復促進を図ることにしました。
・・・・・・
さて、一通りのケアが済み、ようやく床の上にごろりと寝転がり、高い天井を見つめながら大きく一息つきました。
「終わった・・・」
今年も本当にきつくて、本当に過酷で、本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。
3度目の100kmマラソン
自己ベストではありませんでしたが、色んな知識を総動員して最後まで戦えたことに満足しています。
きついからこそ得られる感動も大きい。
それを痛感させられた9時間46分の旅でした。
昨年より18分遅いタイムですが、前半の遅れをずるずる引きずることなく、最後まで粘り切れたことが大きな成果だと思っています。
特にラスト10㎞は、間違いなく昨年より速いタイムだったと思いますので、結果的に去年より最後に脚を残す目標も達成できたと思います。
参考までに、ランネットで公開された速報記録です。
やはり最難所の馬越峠を含む70~90kmの区間が遅いですね。
単純キロ平均で7分09秒・・・
最後までこのペースで行ったら、本当にサブテンは危なかったんだと、今更ながら感じました。
・・・・・・
さて、今回のレースで、良かった点も課題になる点もいっぱいありましたが、とりあえず今回のレースはここでおしまい。
また次に向けて、再出発です!
次のレースでは、どんなワクワクが待っているんでしょうか。
楽しみです!
・・・・・
それでは最期になりましたが、本日の
d(゚Д゚ )☆スペシャルサンクス☆( ゚Д゚)b
です。
そう、私の完走の力になった皆さんを紹介して、感謝に代えさせて頂きたいと思います。
まずは・・・・
沿道から一生懸命手を振ってくれた、小さなかわいい手のみんな
沿道から精いっぱいの声で声援をくれた、おじいちゃん、おばあちゃん
その他沿道から声をかけてくれた大勢の地元の町や村の皆さん
エイドではいっぱい笑わせてくれた、おばちゃん
優しい笑顔で飲み物を進めてくれたお嬢さん
エイドで火照った頭に水をかけてくれたおじさん
そして、コメントを通して声援をしてくれる、ブロ友の皆さん
最期に、一番身近でいつも応援してくれる家族
ほんとうに、ありがとう
みんなのメダルです。

にほんブログ村
PR
さあ、本日2015年5月17日は野辺山100kmウルトラマラソン当日です。
距離が長けりゃ、記事も長い(笑)
とにかく、いろいろ盛り込みましたで、暇なときにサラッと、飲み飛ばしてくださいww
でも、
そんな余裕さえない、「あなた!」
そう、そんなあなたは、「読んだこと」にして、「サブスリー」アイコンだけでもクリックして、スルーしてください(笑)
・・・・・・
では、いってみましょう(^O^)/
・・・・・
さて、レース前日の5月16日(土)
この日は、3年ほど前に部下だった女の子(移動して今は直接の部下じゃないんですが)の結婚式に呼んでいただいて、軽井沢の某式場に・・・
この子は、2年ほど一緒に仕事をした仲なんですが、まさか結婚式に呼んでいただけるとは、本当に驚きで、感謝感激です。
披露宴の席上には、私宛の「ウェルカムメッセージ」があり、
嘘でもうれしいメッセージが入っておりました。
・・・・それにしても、
26歳で嫁に行った、この子を見ていると、うちの娘もあと15年で、こんな姿になるんでしょうかと・・・
完全に、「父目線」で披露宴を見守った私なのでした・・・
さて、
喜ばしい日なんですが、私は私で、明日のコンディショニングもいりますので、先ずは栄養補給・・・
そう、
栄養補給!←コラコラコラコラ~ッ!(`o´)
ま、本当に楽しいひと時を過ごし、めでたく披露宴もお開きになったのでありました。
ちなみに私はこのまま野辺山に向かっていくのでした・・・・・
・・・・・・
PM4時45分・・・
受付締め切り15分前に無事野辺山到着(^O^)/
大慌てで、受付に向かいます。
「あっ!」
という間に、受付も完了。
受付が済めば、明日は、午前1時起床なので、さっさと寝ましょうね (b´∀`)ネッ!
そう、
いつも通り、
車中泊ですww
そんなこんなで、まだ明るい夕方6時就寝なので、アイマスク着用で就寝です。
いやー、それにしてもアイマスク程度で夕方から寝れるくらい無神経な奴なんているんでしょうかね~
Zzzz・・・・
・・・ここにいた(笑)
・・・・・
深夜1時・・・
起床!
そして、駐車上に移動したのが1時半ほど・・・
レーススタート時間は、5時なので、
・・・・
2度寝(笑)
・・・・
で、3時半・・・・
再起床!
で、準備を整えて、会場へ向かいます!
が、まだ深夜(笑)
でも、よく見ると、これから100kmの峠道を走ろうという、頭の弱い子たちがいっぱいですww←私が筆頭ですwww
今回目指す、ゴールはこれ
これも暗い~ww
さあ、準備を整え、スタートポジションに入ります。
ここでは、地元が一緒のスーパーウルトラランナー(毎月のようにウルトラに出ている、屈強のランナー)のB場さんと一緒にスタート前の談笑です。
先日の長野マラソンのねぎらいもいただき、更には大阪のウルトラランナーさんも紹介いただき、スタート前にいろんな刺激をもらいます。
・・・・・
そうこうしていると、いつもの「坂本さん(24時間テレビの24時間マラソンでおなじみの方)」が軽いトークを入れた後、大会長の号砲でスタートとなりました。
・・・・・
さて、今回の私のテーマは前走の失敗を踏まえて、「後半もしっかり足を残す事」です。
前走は、無事「サブ10(100kmで10時間を切ること)」ができたものの、後半はボロボロで、ランナーとは思えない走りになってしまったので、今回は前半抑えて、後半もきっちり走れることを目指しました。
そんな、スタート直後
先ず先ずのペースで進んでいきます。
オープニングラップも4分35秒と抑えることができましたし、その後も4分半ほどのペースで、非常にゆったりしたペースで進むことができました。
・・・・
5km通過、
ここまでは比較的フラットなので、問題なかったんですが、ここからはコース最高地点の1908mに向けて上り坂に入っていきます。
先ずは、ロードの上り坂
ここは特に問題なし!
そして、いよいよ「横岳」の中腹に向かう林道トレイルがスタートです。
今日のシューズは「Japan Boost2」
クッションがありますから、こんなトレイルもへっちゃらなはず・・
ですが、
私の脚が、へっちゃらじゃない(笑)
なんだか、調子が悪くてうまく坂が上れません。
気が付くと・・・・
歩いちゃった・・・orz
ので、
絶景を抑えてみたw
・・・・が、
こりゃヤバい・・・・
こんな調子でどうなんの???
・・・・
でも、なんとか
コース最高地点まで到達。
スタート地点から、550mほど登ってきたことになるんですね
・・・・で、
ここから、下りが多くなります。
・・・・が、
なかなか、ペースに乗れない・・・orz
やっぱり、なんだか調子が悪いみたいです。
ので、
ロードの下りも派手に飛ばすことなく、脚を貯めて、貯めて、後半に備えます。
・・・・・・
35km・・・
稲子湯エイド到着(^O^)/
ここは、
お汁粉と
おにぎりのあるエイド。
ここで、2回目の朝食ですw
栄養つけて、とにかく完走目指して頑張ります。
・・・が、
やっぱり調子が良くない・・・orz
・・・
そのせいか、
ようやくついた42km通過で3時間38分と、サブ3.5ならず・・・
昨年に比べると15分ほど遅いので、何ともやばい感じがしています。
・・・・
50km地点
昨年は総合順位10位で入ったはずが、今年は・・・
何位かわかんない(笑)
ので、
第一発目の
そばエイドで蕎麦くっとけ!
手打ちらしい、もちもち麺のおいしいそばでした。
他にもいろいろあって、
左から2番目の子がかわいかった(笑)
・・・・・
さて、ここからはマジでやばいコースです。
なんてったって、登りメインですからね。
・・・・・・・
・・・・ってことで、
ここまでが前篇です。
この後は、本当の死闘が待っていましたが、続きはこの後。
・・・・・
さすがに今日は疲れすぎて、ここまでしか書けませんでした。
後編は、明日更新・・・の予定ですww
後編も長いと思うので、要体調管理ですww
( `・∀・´)ノヨロシク!
本日のラン 野辺山100km

にほんブログ村
さて、激しい死闘を演じた長野マラソンも無事ゴールを迎えました。(未読の方は、前回記事で詳細をどうぞ・・・)
そんなゴール後は、もう足が痛くて痛くて、まともに歩くのもままならないほどでした。
それでも、すぐにしゃがみこんでしまうと、更に脚の筋肉がガチガチに固まってしまうので、よろよろと歩きながら、会場に来ている娘&母との合流を計ります。
スマホで連絡を取りながら、合流地点にゾンビのように歩く私(笑)
・・・・・
さて、二人と無事合流後は、レースで失った糖質と損傷した筋肉を再生するために、何か食っとかないといけません
・・・ってことで、
ゴール地点でもある、「長野オリンピックスタジアム」に隣接した屋台村に向かいます。(←そんな名前じゃないと思うけど、屋台がいっぱいあるところねw)
母からは、「何か食べたいものはあるの?」と、聞かれますが、そんなの愚問ですね~w
そう、
肉に決まってます!(← ┐(´д`)┌ヤレヤレ w)
とにかく、肉食ってタンパク質補給しないとね^O^)/
ちなみに、疲労回復のアミノ酸は、ゴール後に「アミノバイタル(顆粒)」をもらいましたので、これまたもらった「アミノバイタル(ドリンク)」で、ざーっと滝のように流し込んであるから大丈夫。
そして、失った糖質補給には、これまたゴール後にもらった「おにぎり(梅)」を一気に食べてますから、後はもう「タンパク質補給」・・・とにかく「肉だけ」というわけです。
ってことで、早速買って、いっただっきま~す
・・・・うん、(゚∀゚)ウマウマ
・・・・って、んん? (゚∀゚)ウマウマ???
うわっ!
なんだこの肉、ゴムみたい~(笑)
そう、とっても硬くて硬くて、噛み応え抜群の筋っぽい肉ww
フルマラソン後にこんな硬い肉食っても消化できるのは俺ぐらいしかいないだろうな~(←いや、マジで硬いのなんのww)って思いながらも、薬のようにどんどん飲み込んでいきます(笑)
そして、なんとか食べきり、ε-(´∀`*)ホッ っと一息。
その後も、ちょっと小雨の降る中を、徘徊しながら更に食べたいものを物色します。
元気に歩く娘&母の後を、よろよろとついていく私(笑)
うーん、
それにしても・・・
もう、娘の身長は、母と同じくらいになっちゃったねぇ~(←しみじみと)
・・・・・・
さて、しばらく歩いていると、娘と母は「クレープ屋さん」にくぎ付けで、しっかりゲットして食べてます(←でも、写真はないw)
私もちょっとご相伴にあずかりますが、せっかく屋台村にいるんですから、「他に食べたいものはないかな~」って、更にぶらぶらして物色します。
が・・・・、
うん? 「食べたいもの?」・・・
えっ? 食べたい???
・・・・・・いや、いや、(←さあもう、このブログに長いお付き合いの方はわかりますよね~)
そうです、食うんじゃなくて
酒飲みて~(←┐(´д`)┌ヤレヤレ困ったもんだw)
そんなわけで、ここはさっさと撤収(笑)
そろそろ帰宅しようよと、母と娘を促し、シャトルバスに乗って、車を止めてある駐車場に向かって帰ります。(←モザイクで、何が何だか分かんないねww)
・・・・・
さて、道路は善光寺の御開帳の観光客やら、マラソンの観客やらで、県外はもとより県内の車も山盛りで、とっても大渋滞。
なので、駐車場まではバスでも30分以上かかりそうな雰囲気なので、この時間は娘とおしゃべりしながら車中を過ごします。
で、いろいろ話をしていると、当然今日の出来事に話が及びます。
(娘)あのね、パパの応援してたら、隣にいたおばさんから
「パパすっごい速いんだねぇ~」
って言われたんだけど、それがすっごいうれしかったよ
と娘からの一事。
これを聞いて、改めて「私が見せたかった走る姿」をきちんと娘に見せられたんだと、本当にうれしい気持ちでいっぱいになりました。
・・・・・・・・・
そんなおしゃべりの中、バスは駐車場に着き、自分の車で雨の中を家路へと向かいます。
行き同様に約1時間で自宅に到着。
母は先日手術をした父の様子が心配だからと、そのまま我が家を後にします。
私はというと、その後すぐにブログを更新し、日本酒8合と缶酎ハイ2本を飲んで祝杯をあげ、気を失うように就寝しました・・・
・・・・・・そして、
翌月曜日・・・・
この日は、会社でも長野マラソンの結果を新聞で見た人から、多くのねぎらいの言葉を掛けて頂き、更にうれしい気持ちでいっぱいになりました。
ただ、体は激戦の影響か、前走の能登和倉以上にダメージがあり、当然のことながら走ることはおろか、筋トレなどのクロストレーニングも無し。
なので、会社から帰宅後は
日本酒4合をサラッとあおって就寝しましたww
とにかく眠って疲労回復に努めることで精いっぱいの月曜日となりました。←ちなみにこの人には、飲み疲れの回復は関係ありません(笑)
・・・・・・・・・
そして、本日、火曜日・・・
今日もいつも通り、朝5時に起きると、ベットから降ろした脚は疲労でまだパンパン!
なので、今日はジョグで流して疲労抜けを早くしようと、まったりペースの12kmランです。
・・・・・・・
さて、予定通りのゆっくりペースで、いつもの公園まで駆けていくと、雨上がりの曇り空にわずかな雲間が出来ており、そこから朝日が少しだけ光って見えます。
そして、その光の下を見ると、
満開の桜並木が続きます。
そんな桜並木に朝の風がさっと吹くと、一斉にふわっと桜吹雪が舞いあがり、舞い落ちる桜は、まるでピンクのシャワーのように私の体中に降り掛かかってきました。
走路を見ると、ここにも桜が舞い落ちていて、いつもの単調なオレンジ色の路面には、ピンクのドット柄が浮かび上がっていました。
そんないつもと違う走路で、桜のシャワーを浴びながら駆け抜けていくと、まるで長野の戦いを称賛する「ウィニングラン」をさせてもらっているような錯覚すら覚えました。
・・・・・・気持ちがいい
心の底から思える瞬間でした。
やっぱり、頑張った後のランニングは最高です。
季節の匂いを感じ、自然の美しさ感じ、肌で風を感じる。
激戦の緊張から解き放たれた五感が、いつもより繊細に春を感じているようでした。
そんな満ち足りた気持ちの中、桜の祝福と暖かな春の日差しを浴びながら公園内を2周し、名残惜しげにそのまま家路へと帰っていきました。
・・・・・・
2015年4月 長野マラソン。
本当に刺激的で、
本当に過酷で、
本当に感動的だった1日が終わったのだと、ようやく実感がわいてきました。
でも、私の夢はこれで終わりではありません。
次は、八ヶ岳のふもと「野辺山」の地で、100kmに及ぶ戦いが待っています。
今年の野辺山100kmのテーマは「頂(いただき)~Summit(サミット)」。
テーマに負けないくらい、己の自尊心を最上級に高めてくれる戦いとなるでしょう。
さあ、次の目標に向けて、今日から挑戦のスタートです!
本日のラン 12.65km 1時間08分09秒

にほんブログ村
本日は、2015年 第17回長野マラソン当日です。
会場までは、自宅から1時間弱で着きますが、レースのスタート時刻が8時30分と早めの為、朝4時起床で準備を整えます。
起床後は、熱めのシャワーで目を覚まし、今日のレースに同行する娘を眠りの世界から引き摺り下ろします。
・・・・・・
さて、本日のレースにおける施設応援団は、毎度のことながら、私の母と娘の2人。
ちなみに2人とも朝からハイテンションで、行きの車中でも二人とも大騒ぎ。
(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
その元気で、応援よろしく頼むね!
・・・・・・
さて、予定通り1時間ほどで、指定駐車場に到着し、会場行きのシャトルバスに乗り込みますが、ここのシャトルバスは選手専用なので、母と娘とは、ここでお別れ。
レース中の大声援をお願いして、バスに搭乗します。
時刻は6時29分・・・
バスは15分ほどで会場に着き、そこでレースウェアに着替え、手荷物をトラックに預けます。
ご存知な方も多いと思いますが、長野マラソンは、
スタートとゴールが違う場所にある、ワンウェイコース。
なので、スタートで預けた手荷物をトラックが搬送し、ゴール地点で受け取るシステムになっているのです。
・・・・・・・
さて、手荷物を預け、スタートまで45分を切ったので、スタートブロックの選手誘導がスタートします。
・・・が、
とりあえず、レース中にトイレに行かなくて済むように、最後の放水ww
・・・・で、トイレを並んで待っていると、
「あの~、ブログやってる方ですか?」
と、列の外から声をかけられ、「はい」と、返事を返すと、先日コメントを入れてくださった、「いけたかさん」と自己紹介してくれました。
「あー、どうも」
と、気の利かない返答しか返せない私に対し、いけたかさんは、「会えて光栄です」などという身に余る言葉をかけて頂き、本当にスタート前にうれしい気持ちで一杯になりました。
その後、いけたかさんとは今日の目標を交換し、いけたかさんは「サブスリー狙い」だとおっしゃり、私も「サブスリー狙い」で行きますと、同じ目標に向かって頑張る決意を交わしました。
スタートまで間もないこともあり、いけたかさんとはここで別れ、私も用を足したらスターティングブロックに向かいました。
・・・・・・
さて、今日のレースは不安がたっぷり。
一つ目は、何といってもこの日の気温。会場のアナウンスでもしきりに気温が上がるので水分補給に注意と呼びかけているほどで、予想気温も20度ほどまで上がるといっています。
ちなみに私は暑さにはとても弱い人間なので、暑いレースでいい結果が出たことが一度もありません。
そしてもう一つは、この日の体重。
昨日の食事が多すぎたのか、朝の体重計測では当初の予定より2.5kgも重い63.5kg。
昨日はパンにご飯にドーナッツと、散々糖質を入れすぎて、いつものレース当日に比べると2.5kgも重い状況でレース当日を迎えてしまいました。
・・・・やばい
でも、もうスタートポジションにいます。
今更どうにもできないことだらけ。
なので、レースのスペシャルゲスト「高橋尚子さん」の「レース直前ストレッチ教室」で、体をほぐすのが、せめてもの直前準備となりました。
・・・・・・
さあ、ストレッチも終わり、レース開始時刻が刻一刻と近づきます・・・
スタート1分前・・・・・
会場が静寂に包まれ、大会長がコールします。
「オン・ユア・マーク」
・・・・・・
バン!
さあ、いよいよ長野マラソンスタートです!
最初は、狭い道路を1万人近いランナーがひしめき合って進むため、ペースは上げられません。
オープニングラップは、4分02秒。
いつもより遅いペースですが、最初の数キロ・・・いや、5kmまでは余裕のペースで行くと決めていたので、特に慌てることもなく進んでいきます。
・・・・・
最初の5kmは、小さいアップダウンが続くので、まずは様子見。
特に2km辺りからは、ようやく隊列もばらけ、自分のペースで走れるようになったので、ここからはペース作りだけに専念します。
・・・・・
5kmを通過し、少し行くと「善光寺」前の坂を下ります。
今年は、7年に一度の「善光寺御開帳」で、観光客の方も含め、ものすごい大勢の声援がありました。
このせいか、下りの勢いに加えて、声援の後押しもあって少しペースアップしていきます。
・・・・・・
さて、私設応援団の娘たちが最初に応援してくれるはずの場所は、10km辺りの地点。
まだまだ序盤ですが、ここで力をもらうことで、中盤に向けて頑張っていく予定でいました。
そんな予定通りの10.5km辺りで
「頑張れー!(^O^)/」
と、大きな声を沿道からもらい、好調に走って行きます。
・・・・が、今日はなんだか調子が良くない。
12km辺りにいくと、貧血のような症状で意識が朦朧とし、軽い吐き気すらします。
しかたがないので、いったんペースを落とし、様子を見ます。
しかし、これまで経験がないほどに具合が悪く、倒れそうな気配さえ漂います。
・・・・・まずい、
そう思いますが、まだまだレースは始まったばかりで、娘の声援ももらったばかり。
なので、本気で倒れたなら止む無しですが、自分の意志で足を止めるのだけはやめようと、ぐっと握りこぶしに力を入れました。
・・・・・・・
ウッ・・・・
意識が何度も飛びそうになりますが、まだまだ走れる・・・いや、走ってる・・・
そう思い、とにかく15kmのラップ計測地点までは踏ん張ろうと意識を保とうと頑張ります。
・・・・・
すると、不思議と奇跡が起きて13km辺りで何とか不快感は消し飛び、いつも通りの走りができるようになりました。
やはり、前半は長野市の主要地点を走るためか、応援の量が多く、沿道からは、
「いいペースだよ~!」
「頑張れ~!」
と、途切れることのない応援があり、そのおかげで意識を取り戻せたような気さえしてきました。
・・・・・・・
そんなこんなで、15kmをなんとか通過すると、なんとか自分のリズムも取り戻せてきたので、
「とにかくハーフ・・・、21kmまでは力を温存して、靴の力だけで走らせてもらおう」
そう意識を切り替えていきました。
やはり、前走の「能登和倉」で、シューズの力で走ることを学んでいたことが、ここで生かせていると、「経験の力」にも感謝していきます。
・・・・・
さて、ハーフを通過すると予定ほど余力のないことに軽い焦りを感じますが、とりあえず半分を過ぎたことで、後は「21km・・・20km・・・」と、残り距離がカウントダウンに入り、そのおかげか、意識はなんとか繋ぎ止めることができました。
そんな中・・・・
28kmを通過したあたりでしょうか。
沿道から、
「いつもの練習を思い出せ!」
という声が上がりました。
本来は、「練習通りの走りをすればいいよ」という力強い言葉のはずだったのですが、場所が悪かった・・・・
私の頭の中では、
「いつもの練習なら、30km走だから、あと2kmで終わるんだよな~」
と、負の意識が頭に浮かび、
「あと2kmで終わりたい・・・」
そんな思いが、頭に浮かびます。
・・・・と、同時に
ウッ・・・・・
また、貧血のような症状と、悪寒が体中を走ります。
まずい・・・・
「去年の大町アルプスマラソンのように30kmで歩いてしまう・・・・」
そんな、悪い思い出が脳裏をよぎりました。
・・・・・
くそっ!
ここまで来て、負けられるか!
そう、娘もいるんだぞ!
今日は強い父を見せるんだ!
その思いだけで何とか踏ん張ります。
すると、思いが天に通じたのか、数km行くと、何とかめまいも吐き気も収まります。
この日2度目のピンチも乗り切ると、ついつい今日来ている母のことを若干恨むこととなりました。
「まったくもう、こんな丈夫な体に産んでくれて・・・おかげでリタイヤせずに、踏ん張っちゃたじゃないか・・・」
そう、こんな自分の無駄に強靭な体に恨み節も入れながら走っていきます。
目の前は35km地点・・・・
あと7km・・・
頑張れ、頑張れ・・・・
そう自分自身を鼓舞しようとすると、高橋尚子さんがハイタッチの為、待っていました。
ラッキー!
軽くハイタッチをし、後少しを走り切るための力を彼女からもらいます。
そう、あとちょっと・・・・
42km地点のゴール間近には、娘が先回りして待っているはず・・・・・
・・・・・
もうこのころになると、前回の能登和倉のように余力は全く残っておらず、ただひたすらゴールに向かって歩を進めることしかできませんでした。
脚はボロボロ・・・・
土踏まずには激しい痛み・・・・
でも、もう少しで娘が待ってる・・・・・
そこまで行けば、後はゴールのスタジアムに流れこむだけ・・・・・
それだけが最後の力でした。
そして・・・・
「パパ頑張れー!」
ようやく、娘の目の前を通過できました。
軽いガッツポーズを返し、後はスタジアムに流れ込んでいきます。
・・・・・・・
今回は時間に振り回されないように、最初の1kmで時計を見た以外、一度も手元の時計を見ることはしませんでした。
ペースの確認は、5km置きのラップ計測の為に置かれた、路上の時計だけ。
なので、40km以降は、どういうペースで来たか全くわかりません。
・・・・・
スタジアムに入り、走りにくい芝生のコースを走って行くと、遂にゴールの時計が見えてきました。
・・・・・・・!?
自分でも、どこにそんな力が残っていたのかわからないほどのダッシュ。
でも、はた目には大したことはなかったでしょう。
それでも懸命に駆け込み、
「やったぞー!!」
そう叫んで、ゴールラインを通過しました。
・・・・・・
すぐに、自分の時計を止め、改めて時間を確認し、後ろを振り返って、今来たコースに向かって大きく頭を下げました。
「ありがとうございました!」
ゴールタイム・・・
「2時間48分43秒」
前回の自己ベストを、7秒・・・たったの7秒ですが、更新できました。
心配された天気は、予想をいい意味で裏切り、終始曇りで気温も大きく上がることはありませんでした。
私は本当についていました。
天気に救われ、沿道の声援に救われ、
そして、苦しい時にはブログにコメントを下さった方の一言一言が本当に心の支えとなり、本当に救われました。
本当に、本当にありがとうございました。
改めて自分は恵まれた人間だと痛感させられました。
ちなみに、速報結果ですが、レース結果をネットで確認してみると、以下の通りでした。
やはり35km以降がきつかった・・・・
それでも、何とか結果を残すことができました。
Thank you! 皆さん!
そして、Thank you!
愛娘よ・・・・
今回も、大きな力をありがとう・・・・
パパは、まだまだ頑張らないとね。
・・・・・・
ありがとう・・・・・・

にほんブログ村
さあ、いよいよ長野マラソン前日を迎えました。
長野マラソンは、当日受付がありませんから、わざわざ前日にも受付行かなくてはなりません。
そんなわけで、行ってきました。
長野市「ビックハット」です。
早めに行って並びましたので
10番目くらいでしょうか?
まだ、1時間以上ありますから、スマホゲームで時間つぶし・・・
・・・・・・・
で、9時50分
定刻の10分前ですが、受付スタートしました。
中に入ると、会場から拍手が起きます。
( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ
そんなスタッフさんの拍手に迎えられて、受付を済ませ、駐車券を受け取り、参加賞をもらって、無事完了しました。
ので・・・・
後は・・・・
長野マラソン神社で、必勝祈願!←勝つのはもちろん己自身に
ちなみに、ここでお参りすると、
ナンバーカードに貼れるシールをもらえます。
で、お参りも済ませたら、次はやっぱり、
横断幕にメッセージ記入です(^O^)/
今年も、書きましたよ~
ず~ず~しくも、PB達成を書き込みました。
すると・・・・
おそらく、今大会最年少と思えるランナーが、何か書こうとしているのを見つけます。
・・・・・・・
しかも、サブ4???
それが・・・
この子(笑)
だって・・・
こういうことだよねっ♪
で、「完走します」で、お腹の「4」は、サブ4宣言ってことで・・・・
恐るべしっ!ww
・・・・・・・
さて、そんなこんなで、やることも済んだので帰りましょうかね~
って、外に出ると・・・
オムライス&ビール(^O^)/
うわー、木曜・金曜と2日も酒飲んでないから、
飲みてぇ~←困ったもんだww
・・・・・・・
さて、さて、いよいよ明日は本番!
春の長野に1万人のランナーが集います!
明日は頑張るぞ~!!
本日のラン ・・・走るわけがないww

にほんブログ村