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ダイエット目的で走りだしたはずだったのに、気がつくとサブ3ランナーとしてガチのマラソンマンに変身! メインはランニング&マラソンですが、時々「クールな嫁と明るい娘」に話が脱線(笑)      家族とマラソン、そして、酒とガンダムをこよなく愛する、男の日々をどうぞ!
プロフィール
HN:
RX-93
性別:
男性
自己紹介:
1972年生まれのアラフォー。
38歳の時、人間ドックでメタボを起因とする重度の高脂血症により死の宣告を受ける。
それでも大好きな酒がやめられず、飲みながらでも痩せらるよう、必死のダイエットに励みなんとか20kgの減量に成功。
その一環で始めたランニングは、既に趣味の域を脱し、遂にはフルマラソン出場まで果たす事に・・・。
(詳しくは、ホームページもご覧下さい)

フルマラソン
  ベスト 2時間48分43秒
  (2015年4月 長野)

ハーフマラソン
  ベスト 1時間22分01秒
 (2012年11月 諏訪湖)

100kmウルトラ
  ベスト 9時間28分20秒
 (2014年5月 野辺山)
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イベント性の高さで、楽しみな大会

logo_footer_off.gif
が、約2週間後に迫ってきました。



「魚沼産コシヒカリ」の産地で、米処としてはおそらく日本で一番有名な地域が主会場。

現在の所、コンディション的にはいささか不安ですが、初夏のハーフマラソンは、トレーニングの位置づけでの参加でもありますから、先ずは「レースを愉しむ!」ことに主眼を置きたいと思います。


で、昨夜自宅に帰ると一通の封書が・・・・・・・・
IMAG0630.jpg
大会通知ご到着です!

いいですね~

「走って 食べて 南魚沼を楽しもう!」

が、キャッチコピーです。

中を開封してみると・・・・
IMAG0632.jpg
ナンバーカード引換証と駐車券。

申し込みの先着で、台数指定のあった駐車場。
これが無いと車で乗り入れられませんから、大事なチケットです。





さて、以前の記事でも書きましたが、この大会は

01168.jpg01210.jpgIMG_2264.jpg







会場内に「グルメ村」と言うのがあって、参加者は参加賞で貰った「お茶碗」を使い、ご飯は食べ放題! おかずは好きのものを購入可能なシステムのようです。

もー、今から何食おうか楽しみです(^O^)/


さっそく、家族にも同行の有無を確認しますが、嫁はPTAの会合がある為、NG。

そうなると、娘の同行も微妙です・・・・・・・


またしても一人旅の匂いが漂う、この大会・・・・・・・・


いーもん! 


一人でも楽しんでくるからっ!! ☆(ゝω・)vキャピ



ちなみに・・・・・

6a6f44d3.jpg
仮装コンテストも開催されるこの大会。

いろんなキャラがたくさん走る事でしょう。

これもまた一つの楽しみです。
(いつか自分も、仮装ランしてみたいな~w)



本日のラン  10.29km ビルドアップ走!(久しぶりに後半、マジで走った)
 
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野辺山100kmウルトラマラソンネタも、相当引っ張ってきましたが、ここらで一区切りと行きましょうw

最後はやはり、 大反省会です!


結果・プロセス・レースメイクとどれをとっても満足のいくものが無かったこの大会。


やはり失敗レース・・・・・・というより、「負けレース」でした。


本当に、野辺山にはコテンパンにやられ、自分に負けたこの大会。


でも、「失敗から学ぶことは多い」と言いますから、自分自身はもちろんのこと、これからウルトラ(特に野辺山のようなアップダウンコースのウルトラ)を目指そうという方にも、参考になれば幸いです。


では先ずは、結果を振り返りましょう。

結果は、速報ベースですが、100kmのゴールタイムが 10時間16分14秒と言う結果で終わりました。

サブ10には17分程届かない結果でした。

ちなみに、100km男子の部の参加人数は1754名で、完走は1164名。完走率66.4%と、屈強なウルトラランナーでもこの低い完走率は、キツイコースを裏付けます。

さらに、完走者の中でサブ10達成は、男子で50名・・・・

つまり、参加人数の割合にすると2.85%と、フルマラソンのサブ3並みの狭き門でした。


では、各区間ごとのラップタイムを見てみましょう。

公式発表が無いので、10km毎の正確な区間タイムはわかりませんので、手もとのGPSウォッチから拾ったデータです。

ちなみに、距離はGPS計測で800mずれ、更にゴール直後に計測ストップボタンを押し忘れるという失態つきですので、ゴールタイムは4分程ずれている事は、ご容赦くださいw

では、ラップタイム表です。

img-523115825-0001.jpgimg-523115825-0002.jpg
クリックすると大きく表示されるので、そうしないと見えないよ(笑)


流石に100km分のラップタイム表ですから、画像を直接貼っても見えにくいので、CSVファイルでデータを落として、エクセルから表示変換してます。

諸々の誤差は、この手間暇に免じてご勘弁ください(笑)




ちなみに、見やすくするために、黄色で塗ってあるのが、10km毎のポイントになります。

尚、途中のエイドで、お汁粉食ったり、蕎麦食ったり、食ったもん出したり(笑)している最中も、時計は止まりませんから、妙に長いラップタイムのポイントもあるので、1km毎のタイムは場所によっては参考程度でしょうか。

で、10km毎に目標設定を事前にしていたので、その誤差も含めて考えてみましょう。


そうすると、集計結果は、

0749deea.jpeg
こんな感じになりました。

(これもやっぱり、クリックで拡大w)


コースの高低図と比較するとよくわかりますね~。




そうです、大きな差が出たポイントは限られてきます。

まず、スタート直後・・・・・

最初っからすっ飛ばして、5分近くも短縮していますが、心拍数も上がっており、序盤から乳酸だしまっくてます(笑)



次に、30~40km区間です。

ここは、当初休憩なしで行くつもりが、お汁粉エイドで引っかかって、ガッツリ食って、トイレも寄ったせいですので、ここの誤差は無視しましょう(笑)



続いては、40~50km区間

ここは、下りでチョーシに乗っているのがありありとわかります(笑)

そもそもこの区間では、トイレ休憩あり、そば休憩ありにもかかわらず、予定より時短していますから、相当下りでかっ飛ばしているのがわかります。

・・・・・で、


ここで脚が終わりました・・・・・・・・


それでも60km地点まではなんとか持ちこたえられたものの、それ以降はばったりと脚が止まり、馬越峠の上り下りが終わる80km地点までの20kmが、

大撃沈です。


ここで全てが終わったといっても過言ではないでしょう。


それでも、慌てて90kmまでの下りの区間で遅れを取り戻そうとしますが、それがまた仇となって、ラスト10kmも上り坂で撃沈します。


つまり、得意の下りで調子に乗って、苦手な登りで撃沈するという状況です。



以上が、レースメイクから見える失敗です。



次に、練習におけるアプローチの問題です。

ウルトラのトレーニングでは、50~60km走や6~7時間走を推奨していますが、私は距離では最大で56kmまで走りました。

ただ、なまじ脚が早い為に、この距離だと4時間半~5時間半で練習は終わってしまいます。

考えてみると、100kmのウルトラは、サブ10でも10時間は走れないといけませんので、明らかに距離よりも時間のトレーニングが不足していました。

キロ5分~5分半のペースランで50km走るくらいなら、キロ7分で7時間走り続けておかないとスタミナは身につかなかったようです。

それと、これは野辺山特有ですが、アップダウンをなめていました。
アップダウンコースをトレーニングに組み込みましたが、野辺山のアップダウンは、通常のそれとは比較になりません。

やはり、山のコースは、山で練習しないといけなかったようです。

疲れた脚でも、山を走れるだけの登坂力が無いと、あの山を走り切ることはできません。


つまり、練習でのアプローチの失敗は、

①距離よりも時間にこだわった練習が無かった事

②山岳コース(峠道)の練習が無かった事

が、最大の失敗です。

特に①は、速いペースでの50km超走を行ったことで、脚首と膝を痛めて、直前の練習がうまくいかなかったばかりか、大会当日にも、その怪我を引きずる失態に繋がりました。

ペースを落とせば、体の負荷が落ちるので、怪我のリスクも少なかったはず。

いろんな意味で、アプローチが失敗しました。




・・・・・と、言うわけでこの失敗を逆に行えば、次回のウルトラはサブ10も狙えるはず。

中年男のあくなき野望は続きます(笑)




本日のラン   10.42km  48分13秒 (キロ4分台のペース走が出来るくらい回復)

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前回に引き続き、今回は「第19回星の郷野辺山ウルトラマラソン」の本篇をお送りいたします。


前回以上に長い記事ですので、びっくりしないでねw


ちなみに前回記事を読んでない方は、「第19回星の郷野辺山高原ウルトラマラソン (前篇)」を読んでから戻ってきてね!



それでは、本篇スタートです(^O^)/




朝5時にスタートした野辺山100kmレース。

まだ、夜明け直後の薄暗い中を駆け巡ります。

スタートは、ほぼ最前列から出発したため、多くのエリートランナーと同じペースで出発。


ウルトラマラソンは、サブ10(100kmを10時間以内でゴールする事)が、トップランナーの証。つまり1km6分未満で走り切れれば上出来なところ、いきなりオープニングラップは、1km4分30秒と、フルマラソン並みのハイペースで突っ込み、いきなり


自分を見失っています(笑)


・・・・・・これが、のちにとんでもない悲劇を生むとは、この時には知る由もありませんが。


さて、とりあえず序盤は順調にレースを進めていると・・・

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早朝の高原を走る電車を激写!

さぁ、鉄ちゃんのみなさん、鉄分補給してくださいね~ww






そう、この電車は、鉄道マニアには有名な、
1b5a21d9.jpeg
JR最高地点を走る電車。

標高だけは異常に高い、長野県ならではネタですね~






そんな、標高の高い中行われる、ウルトラマラソン。

標高が高すぎて、酸素の薄さが心配ですが、元気に走っていきましょう(^O^)/

448b2ed7.jpeg
雄大な景色の中を走るウルトラマラソン。

これも一つの魅力なんでしょうね~

・・・・でも、ほとんど地元の私にとっては、珍しくもなんともないのが残念・・・





でも、そんな中を走る事約10km・・・・・・

n19.jpg
さぁ、未舗装路に突入です!

ここから「横岳」という山の中腹まで上ります。

標高2000m近くまで一気に駆け上がりますので、マラソンなのか、登山なのかわけがわかりません(笑)



よくこんな「ドM」なコースを思いついたもんだと、感心しながら山を駆け上がります。

n20.jpg
写真で見ると残念なくらいインパクトが少ないですが、


ものすごい登坂路です。





ちなみに、ここの区間で最も遅いラップは、1km7分27秒かかっています。

私は、まがりなりにも「サブ3ランナー(フルマラソンで2時間台)」の選手なので、フルマラソンの平均ラップでも1km4分前半で走れるのに、ここでは3分以上遅いタイムになるくらいの激坂でした。

こんな山道を10kmも走っていくと・・・・・・・・・・

n21.jpg
標高の最高地点に到着(^O^)/

ここが約20kmポイント。


まだ、レースの5分の1しか来ていません。



でも、心の中では 「もう5分の1も終わっちゃった!」って言い聞かせますw


さ、最高地点まで登れば、後は下るだけ!

こんどは、一気に標高880mまで下ります。

でも、ところどころにアップダウンがあり、平らな路面は全くなく、

上るか、下るかしかない  変態コース  です(笑)

しかも、未舗装路・・・・・

n22.jpg
怪我してる脚に、


優しくない! Σ( ゚∀)ゲッ!!





でこぼこの路面に足元が安定せず、ときどき「グキッ」って足首がひねられ、鋭い痛みが走ります。


このあと、一旦舗装路に戻り、又、未舗装路があって、峠の上り坂の途中・・・・距離にして、スタートから約35km地点に到着。

ここは、今回のレースのエイドで最も楽しみにしていた

n23.jpg
「おしるこ」のあるエイドステーション。

到着するや否や、エイドステーションのお姉さん(本当はおばちゃん(笑))に、

「おしるこいりますか?」

っていう質問に、



「ハイっ!」 って、元気な一言。

おそらく人生で最も素直な「ハイ」の返事だと思われます(笑)



で・・・・・、

n24.jpg
「おしるこ」もらったよ~


35kmも走ってから食べるおしるこは、


ほんとーに 旨い!


こればっかりは、走った人にしかわからない旨さなので、この経験をしてみたい人は、是非「野辺山」を走りましょうw


さぁ、栄養も付けたし、標高880m地点までは、下りも多いので元気に走っていると、42kmポイントに到着。

この大会は、100kmのほかに、71km、42kmと距離違いのレースも並行して行われているため、42kmの部に参加している人たちはここでゴールになります。

100kmの部からすると、ずいぶん距離が短く錯覚しますが、考えてみればこれが「フルマラソン」の距離です。

ここは、「八峰の湯」という温泉観光地なので、多くのギャラリーがいて、応援の歓声も一番大きいポイントになります。

ちなみにこの42km地点の通過タイムは、手元の時計で「3時間40分26秒」。

ウルトラマラソンなのに、フルマラソン通過でサブ4達成です(笑)


明らかにオーバーペースの匂いのする序盤のレース運び。

当初、脚をもたせるために、下りもある程度セーブして走る予定が、キロ3分台の時計もちらほら見えるラップタイムで、坂を駆け下り、「今日は調子がいいんだ!」って錯覚します。

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新緑の中を軽快に駆け下りていくと、確かに快適!

しかも距離はまだまだ50km手前の距離ですから、全然余裕があります。






そんな坂を全て駆け降りたところが、ちょうどレースの中間地点の50km。

ここは、おしるこの次に楽しみにしていた、
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「そば」があるエイド。

信州と言ったら、やっぱり「そば」。

朝から4時間以上走っていますから、ここらでガツンと食っときましょう!





・・・・・・・ってことで
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いただきまーす!(^^)!


普段、フルマラソンでは、1分、1秒のタイムを競っているので、エイドで物を口にする事は一度もなかったんですが、ウルトラは長期戦ゆえに「補給が命」ですから、こうして食べ物を口にする事が出来るのは、ある意味楽しいレースです。



「あー、ウルトラマラソンはサイコーだな~」

って、この辺りまでは思っていました。


・・・・・・・・・が、


天国はここまでで終了。

ここから、地獄の始まりです。



そばを食べたのは「50kmポイント」。

レースとしては、半分終わったばかりです。

そんな50km地点から、約80km地点までの30km


延々と上りが続きます! Σ(゚д゚lll)ガーン


考えてみてください。

30kmも坂道を走るって。

しかも、序盤は緩やかな坂道ですが・・・・・・・
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65km地点からは結構な急こう配(泣)

これまた、写真では伝わりにくいですが、坂の傾斜角の表示が出るぐらいきつい坂道です。






ここでついに、心が折れてしまいました・・・・・・

「完走」をあきらめ、ついに「歩き」が入ってしまいます。

でも、ランナーの性で、なんとか走ろうとしますが、脚が言う事を聞かず歩いてしまう、でも又走ってみて・・・・また歩く。


そんな繰り返しで、1km6分・・・7分・・・・8分・・・・

と、遅いラップが続き、前半のタイムの貯金を食いつぶし始めます。

ただでさえきつい坂道の連続・・・・・

その途中のエイドステーションで、一人のランナーと出会います。


私がエイドで給水をしていると、

「RX-93さんですか?」(もちろんここは、本名で聞かれましたがw)

と声を掛けられます。

私が、「ハイ」と声を返すと、そのランナーさんは私と同じ市内のランナーさんで、〇場さんという私より一つ年上のランナーさん。しかも、そのランナーさんのお友達は、私のブログを見てくれている方だという事です。

ですので、この大会に私が出る事、そして、もし会う事があったら声を掛けてほしい事など、そのを友人から言われていて、運よく「ここで会えてよかった」と言ってくれました。

そんな〇場さんを見ると、ボロボロの傷だらけ・・・・・

聞くと、レース序盤の15kmぐらいの急坂のところで、転倒して負傷してしまったとのこと。

腕はすり傷と出血が酷く、ひざはレーシングタイツが破れ、打撲と出血がある状態。

「リタイヤするかもしれない・・・・・」

と言っていたので、無理しないで少し休んでくださいね・・・・って一言残して、先にエイドを出発しました。

このエイドは、約65km地点で、時間はレース開始から5時間後半の頃・・・・

頑張れば、この後ほとんど歩きでも、完走は問題ないくらい時間があったので、あえてリタイヤの事は言わず、「少し休んで」という言葉だけを残してきました。


さて、人の事より自分の体が完全に疲弊し、もはや上り坂を全然走れなくなってしまい、情けない気持ちに包まれていると、さらに追い打ちをかける状況がやってきます・・・・

そう、この大会の最大の山場・・・・
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「馬越峠」入口です。

ここまで、散々上り坂が続いていたのに、更に急坂が襲いかかります。

これまでの上りでも歩きが入っていたのに、更にきつい上り坂・・・・




気持ちで負けてしまっている私にとって、この坂を走る気力は全く残っていません。

しかも、痛めている足首の為に装着したサポーターが、逆にあだになって右足にものすごい激痛が走り始めます。

一歩踏み込むたびに、「ズキッ」っという鋭い痛み。

走ると痛むだけでなく、歩きでも痛みが起きるようになり、遂に足が止まってしまいました。

痛みをごまかしながら、少しでも前に進む・・・・・・

脳裏には、「リタイヤ」の文字が浮かびます・・・・・・・・・・・

「なんで、こんなことやってるんだろ~」

とか、

「このまんま、横になってリタイヤした選手を乗せる収容バスでも待とうかな~」

なんて、気持ちがどんどん膨らみます。


が・・・・・・・・・・・、


ふと、帽子に目をやると
IMAG0605.jpg
娘が書いてくれた、応援メッセージ。

「がんばれー  走れー」

って書いてある。







さらに、レースに出かける前に、


(私) じゃあ、大会に行ってくれね

(娘) ちょっと待ってて

(私) なーに?

(娘) はい、お守り!


って、言って手渡してくれた紙切れ

n05.jpg
「パパへ、走りきれるように がんばって!」

の文字。

これを、ランパンのポケットに入れてあるのを思い出して眺めます。





そう、「完走する!」と娘と約束して家を出てきた私。

レースも後半。

制限時間までは、まだまだ余裕がある状態。

こんなところで、諦められない。

娘の為にも、自分の為にも、


這ってでもゴールして、完走メダルを手に入れる!


そう思って奮起します。



そんな中、更に負けられない気持ちにさせてくれたのが、先ほど負傷していた〇場さん。


なんと、少し休憩した後に走りだしたようで、私を抜いて駆け抜けていきました。


自分だけがきついなんて大甘!

みんなきつい状況を頑張っている。

自分は全力を出し切れただろうか?

本当にここまでだろうか?


そう自問自答し一歩づつ前に進んでいきます。

78km地点・・・・・

このレースで最も遅い、1km11分55秒・・・・・・

そう、ほとんど全部歩きです。

それでも前に進み、79km。

最大の難所の「馬越峠」の頂上に到着。

ここから90km地点までは、坂を駆け下ります・・・・・・・・が、ボロボロの脚では、この下り坂を駆け下りることも容易ではありません。

下り坂ゆえに走るスピードが加速しますが、その衝撃を脚が吸収できず、脚全体に痛みが走ります。

更に体幹を支える腹筋も悲鳴を上げ、8時間以上降り続けてきた腕も疲弊し、体中がボロボロ・・・・・


それでも、なんとか走り(歩き?)続けて、ようやく到着した

n31.jpg
95km地点。

あと、5kmでゴールです。


この時点で、手元の時計で9時間35分・・・・




どう考えても、残り5kmを25分で走れる状況ではありません。

緩やかな上りも、走っては歩き、歩いては走っての繰り返し。

1km7分以上かかっています。


こんなレース展開を予想していなかった・・・・・・

不甲斐ない・・・・・・・・・

情けない・・・・・・・・・・・



ちくしょー!!


そんな思いで進んでいきます。



・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


97kmを少し過ぎたあたり


ゴール地点から、3時を告げるチャイムの音が聞こえます。


午後3時・・・・・・

スタートから10時間経過・・・・・・・・・・・・

この時点で、サブ10(100km10時間以内のゴール)が失敗に終わりました。


昨年の大町のフルマラソンで、サブ3(フルマラソンで3時間未満でのゴール)に、たった32秒足りなかった悔しい思いと同様に、今回は100kmに対して、わずか数km及ばずに大記録を逃しました・・・・・

悔しさがこみ上げる中、それでも前に進んでいくと

n32.jpg
ついに、ラスト1kmの看板が目に見えてきました。

近くのゴール地点からは、ゴールする選手をたたえる声が響く中、最後の1kmは意地でも走りきってゴールするという決意を胸に走り始め・・・・・・


ゴールの200mほど前に入ると、


(アナウンサー) さぁ、次にゴールするのは、地元長野の選手で、
           「RX-93さん」(もちろんここは本名でアナウンス)。

           今回、初のウルトラ挑戦の選手だそうです。


・・・・と、私の紹介を放送しながらゴールの栄誉をたたえてくれます。

そしてついにゴール!

正式タイムは発表されていませんが、手元の時計で10時間15分前後。


ゴールした安堵感で、時計の計測を止め忘れ、しばらくしてから気がついてあわてて止めているので、更に正確性は欠けますが、まぁ、だいたいそんなところです。


ゴールした後、〇場さんと再び再会し結果を聞くと、〇場さんはみごとサブ10を達成したとのこと。

転倒によるけがを押して、10時間で100kmを駆け抜けた、不屈の精神に感服です。

一方、自分の不甲斐なさには情けないものを感じながら、今回のウルトラ初挑戦は幕を閉じました。


その後、いろいろと〇場さんとお話しさせていただくと・・・・



(〇場さん) 野辺山のウルトラに出る人は、変わり者が多くて・・・・


        
とのこと。

確かにこんなエグイレースに出ようなんて人は変わりものなんでしょうけど、それ言っちゃうと



あなたも私も変わり者(大笑)


って事になっちゃいますから。


ま、いろいろお話させていただいて、次もどこかのレースでお会いしましょうということで

n33.jpg
記念写真(^O^)/

なんだかちょっとづつ、いろんな輪が広がっています。






さ、なにはともあれ疲れましたので、帰りましょうかねー

心配していた雨もゴールと同時に降り始め、なんとかギリギリ間に合いました。



n34.jpg
トレイルありの100kmレース。

なんとか、アディゼロJapan2 1足で押し切りました。

この相棒にも感謝です。




♪♪♪ d(`Д´)b♪♪♪サンキュー My シューズ!

おかげで、
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100km完走の証を手に入れました。












ほんとうに長くて、本当につらい道のりでした。

心は何度も折れかけ・・・・、

いや、途中歩いちゃった時点で折れてしまったんだと思うんですが、それでも最後まであきらめずにゴールできた事・・・・・・

それは、本当に娘の応援があったから。


このレース最大の功労者は、わが娘・・・・・・・・

そんなわけで、帰宅後すぐに
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娘に「完走メダル」授与!










・・・・・サンキュー!

ほんとに、お前のおかげで走りきれたよ・・・・・




 
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2013年5月19日 日曜日

第19回 星の郷野辺山高原ウルトラマラソン 開催日です。


生涯初のウルトラマラソンチャレンジ。

しかも、日本屈指の難コース 「野辺山」 の100kmレースです。

なので、記事もウルトラ級ですのでヨロシクね(^O^)/




さて、ウルトラマラソンは、制限時間が14時間もあるので、スタート時刻は朝の5時と早朝スタート。

ですので、駐車場から発車するシャトルバスは、深夜2時から。そして受付開始も3時半と、通常のマラソン大会では考えられない時間帯に運営されています。

ちなみに、大会会場の野辺山は私の自宅から車で2時間。

ですので、夜中の0時に出発すれば間に合う計算になりますが、0時出発には、起床は夜の11時・・・・

ってことは、寝るのは何時???


・・・・・・というわけで、さっぱり時間感覚がおかしくなりそうな状態を打破するために地元開催なのに前泊をチョイス。

こうすれば、シャトルバス発着のギリギリの時間まで眠れそうです。


ですが、宿泊費もないビンボーサラリーマンですので、宿泊場所はもちろん車。

P5180523.JPG
寝袋の敷かれた車のラゲッジルームが、私のホテルです(笑)

こんな環境でも爆睡できる大雑把な性格に感謝ww

そんなわけで、前日の土曜に野辺山に向けて出発です(^O^)/





野辺山到着は、夕方6時。

普段ではありえない事ですが、この時点で夕飯が終了しています。

夕食は、コンビニで買ったおにぎりなど。

炭水化物中心で、エネルギーをチャージしますが、貧相な夕飯ですw


それでも、おなかがいっぱいになればすぐに眠くなる「のび太くん」のような体質なので、

n02.jpgn01.jpg









まだ薄明るい夕方6時21分・・・・

就寝です(笑)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・



朝(?)って言わない、深夜・・・・・・・・・・・・・
n03.jpg
1時半起床(笑)

こんな環境でも、がっつり7時間眠れました。

ウルトラマラソンに出るには、こういう図太い神経が必要なのかもしれませんww




ま、なにはともあれ起きたら当然・・・・


朝食でしょう! Σ(゚д゚) エッ!?  Σ(゚◇゚;)マジデッ!?

と、言うわけで
n04.jpg
がっつり食ってる(笑)

深夜起床とは思えない食欲・・・・

おにぎりに赤飯、そしてアンパンに豆乳と糖質フルチャージ!

こういう、胃の丈夫さもウルトラには必要です。



さ、食うもんも食ったし、大会の駐車場へ移動し、シャトルバスを待ちましょう。


n06.jpg
深夜2時頃到着した駐車場は霧に巻かれ、少し肌寒い・・・

そんな中、忘れ物がないように荷物を準備し、シャトルバスに乗り込みます。






n07.jpg
シャトルバスに乗り込んだのは、2時46分。

こんな時間にバスに乗り込むのは、生まれて初めての経験w

車内は、私を含めて頭のネジの1本飛んだ人たちで一杯です。




シャトルバスに揺られる事約10分・・・・・・・

n08.jpg
会場到着でーす(^O^)/

真っ暗やみの中、「100kmマラソン」と大きく書かれたステージがライトに照らされています。

これを見ると、なんだか武者震いがしてきます。



さ、とにかく着替えをするために、選手控室の体育館内に入りましょう。
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中では既に大勢の選手が準備をスタート。

それにしても、ウルトラなんてエグイレースに出ようという、

頭の弱い子(スイマセンw)がウヨウヨいますw




そんな、頭の弱さではトップクラスの私も、お着替えスタート。

・・・・・おっと、その前に

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今日の相棒、

レーシングシューズのアディゼロJAPANの撮影です。


それにしても、参加賞のTシャツ・・・・紫って、ちょっと好きじゃないw




ま、とにかく着替えも済ませ、着替えのステーションに置く荷物もまとめ、準備が整ったので、スタート地点に行きましょう!


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今回の大会は、記録計測に「ランナーズチップ」というICチップを使って計測します。ただ、普通は、1個だけつけるのに、なぜかここでは2個つけるように言われ、両足にチップを装着します。

右足首は、関節痛が治らなかったので、サポーターを装着。

しかし、これがとんでもない悲劇を引き起こすとは、この時は知る由もありません・・・・・・



スタート地点に到着すると、
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ウルトラを走る、「ドM」な人たちがウヨウヨ(笑)

まだ薄暗い中のスタートですから、周囲からは「昨日ほとんど寝てないんだよね~」とか、中には「昨日、友達の結婚式に出たあと、直接来たんだー」なんていう、あり得ない状況下の人たちもおりました。

・・・・・・でも、みなさん走るんですよねw



さ、ではスタート前の元気な姿(生前の姿ともいうw)を残しておきましょう。
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大会スタッフにお願いして記念写真。

今は笑顔ですが(モザイクでわかりませんがw)、この後どんな表情に変わるのでしょうか??





スタート前には、山梨学院大学(だったと思う)のチアリーダーの娘たちが、
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朝っぱらからチアダンスw

こんな時間から、テンション高すぎです(笑)

あまりのすごさに、ここは「動画撮影」wwww




で、その後は、大会主催者の
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坂本さんのご挨拶。

「坂本さんって誰?」って方に補足すると、「24時間テレビ」のチャリティーランナーといつも一緒に走ってるおっちゃんです。

今年は、森三中の大島さんと走る事になるんでしょうか?



さ、一通りのスタート前イベントが終了したら、いよいよスタートです。

司会者が、

「さぁ、いよいよスタートです! みんなでカウントダウンをしてスタートしましょう!」

って、言って盛り上げます。

で、カウントダウン・・・・・・

(司) 「それではカウントダウン・・・・30秒前・・・・29・・・28・・・・」


(会場全体) なげーよ!(大笑)


って事になって、誰一人として一緒にコールしない中、司会者一人でカウントダウン継続(笑)


・・・・・・でもって

(カウントダウン)

10・・・9・・・8・・・7・・・・・(10秒前から会場全体でコール)


3・・・2・・・1・・・・


スタート! ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ



さぁ、いよいよ100kmマラソンスタートです(^O^)/






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さ、今日はスタートまでをお送りしました。

明日はレース本篇をお送りする予定です。


ちなみに、日曜日が100kmマラソン・・・・・そして、翌月曜日が仕事の都合で東京出張・・・・で、帰宅が夜10時半・・・・・でもって、ブログ書いてたら現在深夜2時近く・・・・・・・・

明日は大丈夫なのか?って話ですが・・・・

大丈夫(^O^)/


明日は休日出勤の代休をもらいました!




本日のラン   走れるわけがない(笑)
 
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今日は、野辺山100kmウルトラマラソンです。


深夜1時半に会場駐車場に入り、朝の5時にスタートするきついレース。

この時間にスタートしたレース明けですから、さすがに疲労困憊・・・・・


しかも、明日は通常出勤・・・・・だけではなく、午後から東京出張でそのあと会食・・・・で、深夜帰宅確定ですから、今日は簡単に結果のみアップです。


詳細は後日・・・・・・




で、結果はというと



玉砕です! Σ(゚д゚lll)ガーン




ウルトラなめんな! 野辺山なめんな!



って感じです。






ただ、とりあえず

P5190606.JPG
完走メダルはゲット!







完走タイムはまだ公表されていないので、正確にはわかりません。

しかもゴールした時、とりあえず「やったー!」って感じで、ランニングウォッチの計測を止めるのを忘れ、


ゴール後にふるまわれた

蕎麦食ってたら計測止め忘れに気がついて(笑)


あわてて止めたら、10時間20分過ぎ(笑)

たぶん、ゴールは10時間15分ぐらいだったような気がしてますが・・・・・



いずれにしても


サブ10失敗です・・・・orz


また出直しです。


本日のラン  100kmマラソン  10時間15分?・・・ぐらい?

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