38歳の時、人間ドックでメタボを起因とする重度の高脂血症により死の宣告を受ける。
それでも大好きな酒がやめられず、飲みながらでも痩せらるよう、必死のダイエットに励みなんとか20kgの減量に成功。
その一環で始めたランニングは、既に趣味の域を脱し、遂にはフルマラソン出場まで果たす事に・・・。
(詳しくは、ホームページもご覧下さい)
フルマラソン
ベスト 2時間48分43秒
(2015年4月 長野)
ハーフマラソン
ベスト 1時間22分01秒
(2012年11月 諏訪湖)
100kmウルトラ
ベスト 9時間28分20秒
(2014年5月 野辺山)
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「ランニングを始めたきっかけはなんですか?」
よく聞かれるこの質問に対して最も多い「ダイエット」という回答。とある統計調査においても実に32%の人がその目的を「ダイエット」と回答したそうです。
そんな私もその32%の中の一人。ダイエットの為に走り始め、今では走る為に痩せている事を維持しています。
ではなぜ、「ダイエット」が必要なのか?
女性の中にはダイエットの必要のない人でも更なる痩身の為、ダイエットを行う方も多いでしょうが、こと男性においては明らかに「肥満」からダイエットをスタートするケースが多い事と思います。
ではなぜ「肥満」になったのか?
要因は様々だと思いますが、1つの大きな要因に「アルコール」の存在があると思います。
そして、私にとっては「アルコール」こそが「肥満」に向かった最大のファクターであり、現在も尚、痩身維持の大きな弊害である事は、昨日のブログの通りです。
・・・というわけで、昨日のブログ(http://runner.blog-mmo.com/Entry/78/)の予告通り、
お待ちかね(誰も待ってない!)
「アル中特集」第2弾! Σ(゚д゚) エッ!?
「実録・アル中患者Nの軌跡」をお送りします。・・・Σ(゚д゚lll)ガーン
今からちょうど20年前・・・・・
当時大学1年のNは、半年ほど続けていた水泳のインストラクターを辞め、違うバイト先を探していた。
そんな中、友人に誘われ始める事となった「パチンコ店のホールスタッフ」。
ギャンブル好きのNにとっては、格好の高収入バイトだった。
勤務時間は、夕方5時から深夜11時まで。
その為、自宅アパートに帰宅するのは、いつも深夜0時を回る頃となっていた。
自由気ままな大学生の一人暮らし・・・当然時間もたっぷりとある・・・。
当時、重度のヲタを患っていたNは、ゲームやアニメに没頭。完全なインドアライフを満喫していた。
一人興じる、ゲームやアニメ。その御供に欠かせないのは・・・・、
そう「タバコ」と「酒」。
タバコは毎日2箱、多い時には4箱近く線香のように炊き上げていた。そして、酒についてはビールでワンケース(500ml☓6本)。これを毎日薬のように欠かさず飲んでいた。
当時は、20代前半。3リットルのビールを毎日かかさず飲んでいても驚くほど太ることも無く、酒の代わりに食事を抜くこともしばしばあったおかげか、「肥満」については、特に気にする事はありませんでした。
しかし、そんな生活が3年ほど続いた大学4年生の頃・・・・・、
タバコは相変わらずだったものの、Nの手元に常備されている酒は、ビールからウィスキー(バーボン)にチェンジ。体重は10Kg近く増量されていました。
ビールは、もはや水と一緒。まさに「延命水」だと言いだし、 Σ(゚д゚) エッ!?
「ウィスキーは、割ったら薄くなるだろう!」と、当たり前の事を、さも理不尽だと言わんばかりに訴え、専ら「ストレート」で飲むようになりました。
毎日ボトル1本のウィスキーをストレート一本で押し切る姿は、さながら「ダルビッシュ」の様・・・・・
さて、時は移り、Nも社会人となりました。
これまで自由だった時間は、その多くを失い。気楽だった毎日は、「ストレス」の波に飲みこまれて行きました。
既に「依存症」のレベルまで進行していたNの「アルコールの病」は、加速度的に進行。
遂には「中毒症状」と言わざるを得ない状況となって行きました。
なんとか、「仕事中まで隠れて酒を飲む」というE難度のアル中ではありませんでしたが、毎晩泥酔するまで酒を飲む日々が続きました。
今思うと休日の過ごし方は最悪で・・・、
朝8時頃起床 ⇒ 朝一杯の水代わりに酒! Σ(゚д゚) エッ!?
その後・・・、
(パチスロバージョン)
9時15分 パチスロ屋へ ⇒ 昼飯+ビール ⇒ 15時頃までスロット三昧
夕方帰宅と同時に酒 ⇒ 泥酔 ⇒ 気絶(就寝)⇒ 翌朝
(ゲーム・アニメバージョン)
起床後の一杯の酒の後、(ゲーム OR アニメ)+ 酒 ⇒ 泥酔 ⇒ 気絶 ⇒ 翌朝
ほぼ、この二つのどちらか・・・orz
とにかく、休日は「朝から自由に酒の飲める日」という認識ぐらいしかありませんでした。
こんなNも奇跡的に結婚できたものの、酒は相変わらずの多量飲酒。4リットルも入った焼酎のペットボトルは3~4日で無くなる日々が続きました・・・・・。
不幸中の幸いは、飲んでも陽気になる程度で、「暴力や暴言」が無かったのが家庭崩壊にならなかった唯一の救いだったのかもしれません。
又、逆を返せば、「だから酒が止められなかった」とも言えそうです。
そんなこんなで、30代になる頃には、どこに出しても恥ずかしくない程「立派なメタボ」に成長。
スペックは、身長167cm・体重80Kg。
肝機能は、肝硬変スレスレのレベルで、尿酸値は常に2桁。中性脂肪は通常の10倍以上に膨れ上がり、血圧も高い。
つまり、高血圧・高尿酸値・高中性脂肪の3冠を達成。更に90cm程の腹囲を抱える過体重により、メタボ界の「エース」に君臨するまでになりました。
しかし、こんなメタボのNに大きな転機が訪れます。
・・・・それは「娘」の誕生でした。
N31歳の時、待望の長女が誕生。人生の生きがいを手に入れたNは、娘を溺愛します。
しかし、喫煙者であったNは、娘の誕生と同時にホタル族へ入り、外出先では喫煙の都度、娘と離れ離れになる生活が続きました。
娘の誕生から2年・・・Nは、いつでも娘と居られるようにと、ついに「禁煙」を決意!
激しい「離脱症状」を、秘薬「ニコレット」でなんとか克服。ついに、禁煙を達成する事が出来ました。
しかし一方、「酒」はというと、こちらはなかなか止められず、「メタボ」は、患ったまま・・・。
・・・そんな中、娘は成長し、やがて保育園から小学校へと進学を迎えました。
成長に伴い、娘は様々な言葉を覚えます。
「かっこいい」・「素敵」・「大好き」・・・・
でも、Nに向けられる言葉は違いました。
「カッコ悪い」・「メタボ」・「好きだけどデブ」・・・・
N39歳直前の春・・・折しも人間ドックで最低な「成績表」を頂いてきた直後でした。
Nは奮起します・・・・。
「痩せよう・・・」
Nは、その日から晩酌を禁じ、毎日の食事制限と運動を自らに課します。(詳しくはホームページhttp://runner.ashigaru.jp/ 参照)
ダイエットが順調に進むにつれ、徐々にアルコールへの欲求が薄まり、遂に「アル中」状態から脱脚。
疾病レベルとしては、「アル中の2歩手前」ぐらいのところまで、完治してきました。
今では、「平日は飲まない」というルールも問題なくクリアでき、車の運転があるときは飲み会の席でも酒を飲まずにいられるほどに成長。
それでも、大好きな酒を完全にやめる事は出来ないので、週末の「ご褒美の酒」だけは唯一免除しています。(まあ、時々リミッターが外れて無茶飲みする日もありますが・・・・・(T_T))
・・・・・そして現在・・・・・
体重59Kg 体脂肪率7%
平均月間走行距離320Kmのサブ3.5ランナーとして日々のトレーニングを継続。
アルコール性疾患についても、「健常者」と「障害者」の中間あたりで生きています。
・・・・もし、「娘がいなかったら」と思うとゾッとしますし。懐の狭い嫁さんだったら、既に離婚されていたなと嫁さんには感謝しています。<(_ _)>
まあ、まだまだリハビリの途中・・・・
ドキュメントは、まだまだ続きます・・・・・・・・・・・。
本日のラン 10.13Km 50分ジャスト
「アル中」は治せる病気です! 「サブ3.5」スイッチ・オン!
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大学の時…って聞く話は
大抵の人がヤンチャで堕落な内容が多い気がしますw
私は高卒で20歳には一人暮らしを始めていたので
そういう話をきくと羨ましいです。
酔った姿がホントの姿。
そう思うとRX-93さんはいい人なんでしょうね(^^)
走りすぎるほど走っても、飲んで吸ってよりは…
って思う奥さんの気持ちがなんとなく分かる気がします(笑)
そのくらい変わったと自分でも思います。
中学・高校前半ぐらいまでは、今の生活にずっと近いのですが・・・
朝の新聞配達⇒学校⇒部活でしたので(^^)v