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ダイエット目的で走りだしたはずだったのに、気がつくとサブ3ランナーとしてガチのマラソンマンに変身! メインはランニング&マラソンですが、時々「クールな嫁と明るい娘」に話が脱線(笑)      家族とマラソン、そして、酒とガンダムをこよなく愛する、男の日々をどうぞ!
プロフィール
HN:
RX-93
性別:
男性
自己紹介:
1972年生まれのアラフォー。
38歳の時、人間ドックでメタボを起因とする重度の高脂血症により死の宣告を受ける。
それでも大好きな酒がやめられず、飲みながらでも痩せらるよう、必死のダイエットに励みなんとか20kgの減量に成功。
その一環で始めたランニングは、既に趣味の域を脱し、遂にはフルマラソン出場まで果たす事に・・・。
(詳しくは、ホームページもご覧下さい)

フルマラソン
  ベスト 2時間48分43秒
  (2015年4月 長野)

ハーフマラソン
  ベスト 1時間22分01秒
 (2012年11月 諏訪湖)

100kmウルトラ
  ベスト 9時間28分20秒
 (2014年5月 野辺山)
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2016年5月22日(日)

この日は、「星の郷 八ヶ岳野辺山100kmウルトラマラソン」当日です。

昨日の記事、「 第22回野辺山100kmウルトラマラソン(前篇) 」では、スタートまでの様子を報告させていただきました。

今日は、その続きとして「本編」をお送りします。

しかし、タイトルは「地獄篇」。

非常に長文ですが、お付き合いいただければと思います。



・・・・・・・


先ずはコースのおさらいです。



非常にアップダウンが多い難コースです。「野辺山を制するものは、ウルトラを制す」という言葉が示す通り、日本屈指のタフな100kmです。

そんなタフなコースに於いて、今年はどんなドラマが待っているのでしょうか・・・



・・・・・・・



さて、スタートの号砲で無事にスタートした私は、100kmの長丁場を考慮し、序盤はセーブして行く予定でいました。

ので、オープニングラップは「4分30秒」と、アップダウンの少ないロードとしては、全く苦しくない、程よいペースでスタートすることが出来ました。


さて、朝もやの中走っていくと、農家の方々や牧場の牛に見送られながら、コース最初の難関である「横岳」の林間トレイルロードに向かっていきました。

このトレイルに入る前も、スタートから5km程の所から、やや勾配のある坂道を駆け上がっていくのですが、昨年はこの序盤から不調感があったのに比べ、今年は比較的良いリズムで坂を上がって行く事が出来ました。なので、「昨年よりもコンディションはいいぞ!」と、私なりに序盤の評価を下したのでした。



さて、

10km程すると到着した林間トレイル道。

ここからは、



砂利道の中を、一気に標高1908mまで駆け上がっていきます。
スタート地点の標高が1355mですから、そこから550mほど駆け上がっていく計算になります。

ちなみに足場が悪いので、同じ斜度でも舗装路とは比べ物にならない疲労が脚に襲いかかります。しかし序盤で脚を使いすぎると、後半に脚が効かなくなるので、きつい登りは歩きを入れつつ、足を大事に頂上を目指して駆け上がっていきました。


・・・・


さて、

このコースも、4度目となると、頂上がどこかを理解している分、逆に精神的にきついものがありました。

「まだまだ、頂上は先だぞ」

って思うと気持ちが萎えますが、そこは逆に「頂上まで行けば、気持ちよく林道を駆け下りられる」と自分を奮い立たせ、なんとか厳しい登りを駆け上がっていきました。



スタートから20km程で到着した「コース最高地点」。

ここから多少のアップダウンを繰り返し、一気に山道を駆け下りると、あっという間に25km地点。そう、全行程の4分の1の距離に到達しておりました。


ここまでのタイムは特に問題もなく、脚にも違和感を感じませんでしたので、ここまでは想定通り、つまり「順調だった」と感じていました。



・・・・・


さて、

順調だと思っていた今回のウルトラ。

しかし、最初の異変を感じたのは30km過ぎの下り坂に入った時でした。

「下りなのに歩きたい」

えっ!? 下りなのに?

そう思うのが普通です。

仮に後半に入って、脚がきつくなってきた頃ならともかく、まだ30kmを過ぎたばかりだというのに、いやに脚に疲労感を感じ、下りでペースが上がると心臓が苦しくなっていくのを感じました。

なぜだ? 朝のコンディションは悪くなかったはず・・・

自問自答すると、唯一明確に頭に浮かぶのは、

「走り込みが足りなかった・・・」

という事。

正にこれが真っ先に頭に浮かんだ言葉でした。



・・・・・・・


本来ウルトラトレーニングに必要なのは、ロングトレーニング。

50~60kmの距離を、休み休みで良いから走破するというもの。

しかし、昨年のウルトラ以来、50km走は全く未実施でした。

加えて、足のけがを治そうと今年の1~2月は、ほとんどランオフの日々。

3月に入り、危機感を覚えて実施したロング走も46km止まりの1回きりでした。

3月以降の普段のランでは、走っても30km止まりでしたので、今日の林間トレイルを含む激しいアップダウンの30kmで、既に脚が悲鳴を上げ始めてしまったのも、必然的な事だったのでしょう。

そうなると、懸念されていた左かかとの痛みは、徐々にズキズキと疼きだし、上り坂では顕著にその痛みを感じるようになりました。


しかし、まだまだ序盤。

タイムは悪くないので、とにかく脚を大事に残しつつ、前へ、前へと進んでいきました。


・・・・・・


35km手前に入り、「稲子湯」に設置されたお汁粉エイドに到着すると、



いつもの通りお汁粉を頂き、一息入れると共に、体の中へ、たっぷりの糖質を補給し、まだまだ続く旅の鋭気を蓄えさせて頂きました。


・・・・・・


稲子湯からの登りを登り切ると、そこは36km地点。そこから50km地点迄はほとんど下りで、ここでタイムを稼ぐのが去年までの常套手段でした。

しかし、

今年は脚の痛みで、思うようにスピードに乗れません。

それでも、序盤が昨年より速いペースで進めたおかげで、42.195kmポイントを通過した時に手元の時計を見ると「3時間43分」を指しており、結果的に去年とほぼ同じペースで、この地点まで来ることが出来ました。

ただ、

昨年と圧倒的に違うのは、残り58km近く残して尚、昨年に比べて圧倒的に余裕が無いということでした。

なので、

急な下り坂を駆け下りる際は、着地の都度「大腿四頭筋」が軋むような感覚を覚え、これまで上りにしか感じなかった、かかとの痛みは、遂に下りでも感じるようになりました。

更に山から里に下りるにつれ、気温もどんどん急上昇。

通常20度を超えるとマラソンは過酷になるというのに、フルマラソンの2倍以上の距離を、25度近い気温の中で走るのは、本当に意識すら刈り取られそうな錯覚を覚えるような感じでした。

現に、71kmの部に参加している女性が目の前にいたのですが、序盤飛ばし過ぎたらしく、泣きながら

「苦しい・・・辛いよ~」

と、苦悶の言葉をこぼし、大粒の涙もこぼしながら、スローペースになる足を必死に前に進めていました。

かと思うと、30代とおぼしき男性は、ふらふらしながら歩いては止まり、小首を傾げては独り言をぶつぶつ・・・そしてまた2、3歩歩いてはぶつぶつ言ってる姿を見ると、中盤に入り、そこかしこで色々な「地獄絵図」が垣間見えるようになりました。


そんな私にとっての地獄はというと、「痛み」と「疲労」と「気温」の3つで、今日ほどリアルにリタイアを感じることはありませんでした。


・・・・・


さて、

これまで、フルマラソンでは何度か「リタイア」を匂わすことはあったものの、その実「現実感」という意味では、少し遠い位置にあったと感じています。

それは、フルマラソンは所詮42.195kmですから、中盤できつくなっても残りは20km程しかありません。

これまで、「這ってでもゴールする」なんて耳触りのいい言葉を吐きましたが、サブスリーペースで走ってきた序盤の貯金を考えれば、歩いたり走ったりしてでも、十分制限時間に間に合う「打算」があったからこその完走でした。いわば「保障された完走」と言ってもいいと思います。しかしながら、今回は完全にヤバいと思った42km地点から、ゴールまでは60km近くも残っており、痛みが限界を超えた先には、歩きはもちろん「這う」ことすらままならない現実が待っていることを、本当に痛感せずにはいられませんでした。



・・・・・・


そんな必死の思いで到着した50km地点。

ここは、コース中盤の最大エイドですので、しっかりエネルギーを補給して、後半に備えたいと思いました。

ので、

ここでは、やっと食事らしい食事がとれる、名物の「信州そば」を頂きました。



プラコップに入った「わんこそばサイズ」ですが、穀物由来の糖質はもちろんのこと、汗で失った塩分も同時に摂取できるので、この瞬間だけは本当に生き還った実感がしました。

ここでは頭から水をかけてもらい、脚にも水をかけて、つかの間のクールダウンも行いました。

そのおかげで、限界が近いと思った足は少しだけ軽くなり、後半に向かう覚悟が整ったところで、このエイドを後にすることとなりました。

ちなみに休憩時間は5分ほど。

しかし、5分以上の価値ある時間となりました。



・・・・・・・


さて、

残す距離は「あと半分」と思いたいのですが、野辺山100kmは、ここからが本番。

50kmエイドのあった小海町から、北相木村を経由し、南相木村、そして最大難所の「馬越峠」を抜け、川上村に入るまで、厳しすぎるほどのアップダウンを経なければなりません。

そして、川上村の90kmポイントからも細かいアップダウンを経由し、本当にフラットな路面になるのは、ラストの3kmしかないという、難コースです。

もちろん、50km地点の標高は880mしかないのに対し、馬越峠の頂上は、標高1620m。そして、ゴール地点でさえも1355mありますから、アップダウンと言いつつも、圧倒的に登りが主体の行程へと切り替わるのが、この50km地点と言えます。


・・・・・・・


さて、

動くとはいえ、もはやジョグよりも遅いペースでしか進むことができなくなった私の脚。

北相木村を往復するアップダウンは、そのわずかな余力すら刈り取るには十分すぎるダメージを脚に刻んでいきました。

着地の度に襲い掛かる、左かかとの鋭い痛み。

それをかばって走ることで併発した、右すねの痛み。



遂に痛みに耐えられなくなり、ランニングベストのポケットから



バンテリンを取出し、1本使い切る勢いで両足の太もも、ふくらはぎ、そして左かかとに擦り込みました。

ここは、距離にして65km程行ったポイントでしたが、ここで塗った薬は、暗に残り35kmを完走するための「おまじない」のような行為でした。

なぜ「おまじない」と揶揄したかというと、それはバンテリンを塗っても、普段なら感じるはずのスーッとくる清涼感は、疲労しきった足、そして暑さで火照った足には何も感じず、本来欲しい「痛みが緩和した錯覚」すら起きませんでした。

そこで、仕方なくここで取り出したのは、わずか2錠しか持ってこなかった、最後のお守り。




そう、「ロキソプロフェン」です。

これを1錠手に取ると、背中に背負った水で一気に胃に流し込みました。


これで、少しは痛みが軽くなるはず・・・と、思ったのですが、強烈な痛みには処方箋すら効果は薄く、結局走っては歩き、また走っては歩くを繰り返しながら、徐々に、しかし確実に前に進んで行く事しかできませんでした。


もちろん、心は何度も折れそうになりますが、そんな中で自分に言い聞かせたのは、「歩きの1歩が50cm、ジョグの1歩の1mでも、前に出した脚は確実にゴールに近づいている」ということだけ。

当たり前のことですが、少しでもゴールに近づけている事実すら肯定できなくなったら本当にレースが途中で終わってしまうと思い、意識は「ゴールタイム」ではなく、「ゴールテープを切ること」だけに集中して前に進んでいきました。


・・・・・


処方箋の鎮痛剤すら効かない脚の痛み。

ふと道路沿いの酒屋の前をみると、




ビールの自販機がありました。


くそ~、

いっそのこと、

「酒でも飲んだ方が、痛みがまぎれるんじゃないか」

そんな不埒なことさえ、脳裏をよぎるようになりました。



・・・・・



前へ、前へと進んでいくと





目の前には延々と続く、長い急な上り坂が待っていました。

流石に、多くのランナーが歩いています。

私はというと、ここまで来ると足の痛みは、かかとだけにとどまらず、両足の足裏の足底筋まで痛くなり、足をつくたびに脳天に響く痛みがしました。

暑さと疲労で意識は朦朧としますが、この足の痛みだけが、確実に、そしてはっきりと「野辺山の100km」にチャレンジしている現実を思い出させてくれました。


・・・・・・・


さて、

100kmレースはこれで4度目。

もちろん楽なレースなど一度もありませんでした。しかも、レースの最中に味わうきつさは、毎回違う形で牙を剥き、その都度「自分の限界」と「弱い心」を必死に奮い立たせてくれました。

ちなみに

「なんで、こんなつらい思いをして走るのか」

などという、陳腐な愚問よりも、ゴールの達成感の方が大きく勝るこの大会。

ですから、ゴールに向かうことを唯一のモチベーションとして、一歩づつ、一歩づつ、歩を進めていきました。



・・・・・・


さて、

最終目標は、もちろん「ゴールライン」ですが、68kmを過ぎたこの頃に、先ずは目先の目標として掲げたのは「71km」のエイド地点でした。

気持ちとしては、


「そこまで行けば、預けた荷物を受け取れる。

そこにはシューズを預けてある。

靴をリフレッシュすれば、痛みは少なからず楽になる。

そうすれば、難所の馬越峠も抜けられる。」


そう信じて、ただひたすらに71kmを目指しました。




・・・・・・・



必死の思いで到着した、71km地点。


ここは、「71kmの部」の選手のゴール地点であると同時に、100kmの部のエイド地点にもなっています。





ここで先ずは、



お蕎麦を頂き、先ずは栄養補給。

そして、水分もたっぷりと補給しました。

コーラを1杯、スポーツドリンクを1杯、水を2杯頂き、背中に背負ったペットボトルにも水を補給してもらいました。

足の痛みに、疲労と、そして暑さという3重苦を背負っているので、これ以上の苦痛を背負わないように、食事による補給はたっぷりして「ガス欠」を防ぎ、水分もしっかり補給することで「脱水」を防ぐ作戦に入りました。


そんな「しっかり補給」をした後は、預けた荷物を受け取り、



バンテリンとグルタミンをランニングベストに突込み、シューズを預けておいたものに履きかえました。

尚、履き替える際には、両足を丹念にマッサージし、残り29kmを戦うだけの力をなんとか絞り出そうと、必死に、必死に足をさすり続けました。


そして全ての準備が整い、71kmのエイドを出発したのは、お昼12時05分、スタートから7時間05分が経過した時でした。

ということは、残り29kmを2時間55分で通過することは現状ではほぼ不可能なことですので、既に「100km10時間切りの『サブテン』」は、頭の中からすっかり消えているのでした。



・・・・・・


さて、

エイドを出発して、しばらく行くと



遂に最大の難所である、「馬越峠」入口に入りました。


このすぐ先には、エイドがあり、峠越えの栄養補給をしっかりさせていただきました。



そこで色々と食べ物を補給をさせて頂いていると、エイドのおばちゃんが

「ここまで走ってきて、すごいねぇ~」

「この先もがんばってね~」

「これも、よかったら食べて」

と、本当に親身になって色々話しかけてくれました。

そういえば、少し前のエイドでも、おばちゃん達と話をし、エールを頂いたことで、不思議と力が湧いてくるのを感じました。

ここでも同じで、きつい峠道が待っているというのに、エイドで食事のエネルギーを分けて頂くだけではなく、会話によって人の心のエネルギーも分けて頂くことが出来ました。そのおかげで、辛い中にも本当に力が湧いてくるのを感じることができました。



・・・・・・・


「頑張っている」


傍から見ると、我々の行為はそう映るかもしれませんが、我々にしてみれば、

「やりたいことをやらせて頂いている」

だけのことで、本来なら

「勝手に一人で100km走ってくればいい」

だけのことを、これだけ多くの人を巻き込んで、

「走らせて頂いている」

にもかかわらず、これほど多く人が声援を送ってくれる。

しかも、そのおかげで一人では絶対に完走できない距離を、ゴールに向かって進んで行けていることに、本当に心の底から感謝の念が湧いてきて、気がついたら

路上で涙が出ていました・・・



・・・・・・・・


さて、

馬越峠は、歩くことすらきつい峠道、エイドでもらった元気も、あっという間に枯れ果て、走ると痛む左かかとは、遂に「歩き」でも痛みを発するようになりました。

それでも、ただゴールするのではなく、「今できる全力をぶつけてゴールすること」が目標ですから、

「イッチ!、ニー!、サン!、シ!」

と、掛け声をあげながら走ってみますが、

「ジュー!」

というのが精いっぱいで、10歩走っては、30歩歩く。

そんな状況が続きました。


峠の中間エイドを抜け、6km程の峠道を何とか登り切ると、遂に最大難所の馬越峠頂上に到着しました。




ここまで来ると、完走率はぐっと上がるそうなんですが、実はきついのはここまでの上りよりも、今の私にとっては、ここから始まる85kmまでの6kmの下り坂の方がきついとも言えました。

どういう事かというと、ボロボロになった足で坂を駆け下りようとすると、重力の力がもろに脚にかかり、大腿四頭筋へは引きちぎれそうな痛みとなって襲い掛かります。ですからここは、「下りなのに歩く人が続出する」というポイントでもあるのでした。

現にエイドにいた選手たちも、

「ここの下りは、走れない」

と、方々で言っておりました。


ま、中には、

「サブテンでゴールしたいから、ここからは「キロ4(1キロ4分ペース)」で、最後まで行くぞ!」

なんていう、冗談を大声で言って、気持ちを奮い立たせている人もいて、おかげでこっちも勇気を分けてもらいました。

で、そんな下り坂は、



歩きたい気持ちをよそに、重力が体を下に引っ張り、気がつくと走っているのですが、足の痛みで、ストップしながら前に進む。

そんな感じで、駆け下りていきました。


・・・・・・・・・



そんな「地獄の下り」を抜け、やっとの思いでたどり着いた87km地点。


ここは、コース最後の食事ポイントでした。

ここでは、



うどんがふるまわれていたんですが、このうどんが本当においしくて、おかわりも頂き、2杯のうどんを平らげました。

うどんを手に取った時に、この写真を撮っていると、エイドのおばちゃんから、

「すごいね~、写真撮ってるなんて、まだまだ余裕だね」

と言われましたので、

「ここまでは、足で走ってきただけなんで、シャッターを押す指だけは元気なんですよ」

と冗談で返し、

「おいしいおうどん、ご馳走様でした」

と、お礼を言って、



ついでに、のり巻きも頂いて、このエイドを後にしました。


・・・・・・


「炭水化物」

もちろんこれは糖質に変わるわけですが、糖質は長距離系で最も大事な栄養素の一つです。

なので、エイドでは「チョコ」等の糖分を置いていますが、この糖分は既に糖質になっているものなので、即効性がある反面、持続性が無いのが難点です。

その一方で、炭水化物は分解して糖に変わるので、その分持続性があるようですね。

現に、87kmエイドで頂いた炭水化物のおかげで、劇的に体力が復活した感じがし、90km地点まで歩くことなく走り切ることが出来ました。


・・・・・・・・・


90km地点

ここで、手元の時計を見ると丁度9時間半が経過していました。

ラスト10kmもアップダウンが多く、登りのほとんどは歩きが入ってしまいそうなコースです。

ですので、歩きと走りを混ぜると、1km辺り7分から8分もかかります。


「ラスト10km、

ここまで来たら、具体的な目標をもって進もう。」


そう決めた、最終目標は「11時間切り」でした。


ちなみにこれさえも、楽な設定でないことは、自分の脚が良く知っていました。


栄養補給で得た「から元気」は、90km地点で底をつき、走っては歩く・・・いや、歩いては走るという、歩き先行のような状況になっていました。


・・・・・


95km地点。

残り5km。

遂に本当の意味で「這ってでもゴールできそう」な所までやってきました。


「もうすぐ、長い旅が終わってしまう。」


万感の思いが胸に浮かぶ中、一歩、一歩、脚を先に進めていきました。



・・・・・・



ラスト2km。


ゴールまで、曲がり角が何度もある為、そのポイントポイントにスタッフさんがいました。

スタッフさんは誘導しながら、

「こっちですよ、お疲れ様、お帰りなさい!」

と声をかけてくれました。


ゴール近くの沿道からは、色々な人が

「ナイス・ラン!」

「お帰りなさい!」

と声をかけてくれました。


私はその全ての声に感謝をこめて、

「ありがとうございます!」

と、頭を下げて走りました。



・・・・・・



ゴールまでラスト100m。


ゴールテープを前に、最後の最後だけは、ありったけの力を込めて全力ランで駆け抜けました。

「全力で戦う」

その言葉に嘘が無いよう、最後の最後に残っているものをすべて吐き出すように、ゴールラインを超えました。



・・・・・・・・


ゴールテープを切った直後


「ありがとう・・・・」


コースに向かって、大きく一礼すると、スタッフさんが「フィニッシャーズ・メダル」をかけてくれました。


メダルをかけてくれた女性スタッフさんは、例年のごとく、

「来年もまた来てくれますか?」

と聞いてきたので、

「もう2度と来たくない程きついレースだから、また絶対に来年も来ます」

と返すと、

「やったねー!」

と、大声で喜んでくれました。



・・・・・・・



野辺山100km

何が魅力で、何が人を引き付けるのだろう・・・

参加する人はもちろん、ボランティアスタッフさん、沿道の皆さん、私設エイドを提供してくれる方、

みんなみんな、楽しそうでした。


ちなみに、今年「デカフォレスト(完走10回目)」の栄誉を手にしたランナーも、

「今年が一番きつかった。途中で吐いてから一切食事を受け付けなくなってしまい、本当にきつい大会だった」

と、デカフォレストの称号授与式で語っていました。

すると、インタビュアーさんは

「では次はユプシロン(完走20回)目指して、来年も来ていただけますか」

と聞かれると、

「今日はもう何も考えたくない、とにかくゆっくり寝たいです」

と答えていましたが、きっとこの方も来年もまた来ちゃうんでしょうね。



・・・・・・・・



本当に今回は、「地獄の1丁目」どころか「3丁目」くらいまで見てきたウルトラマラソンでした。

理由は簡単、

「4度目だから楽勝!」

というおごりが、全て今回の結果に繋がったのでしょう。


今回、走りながら思いました、

「やはり真摯に、まじめに、コツコツと練習してきた人だけが、唯一思い通りのレースメイクをすることができるのだ」

ということを。

今年のマラソンは、どれをとっても「結果」の面では、ボロボロの状況ですが、人生はボロボロにならないと解らないこともあるので、今回もいい勉強をさせてもらいました。


ちなみに今年のウルトラで手に入れたものは、



完走メダルだけではないと思っています。




みんなに支えられて走った、10時間40分という時間の中に、大きな、大きな価値があったと考えています。



・・・・・・



帰宅後、

ソックスを脱ぐと、足の小指は血豆の中に体液を含んでパンパンに腫れあがり、2倍の大きさになっていました。

安全ピンで、中のものを抜くと、血だけではないもので薄められ、薄いピンク色の液が大量に出てきました。

娘がそれを見て、

「100kmも走ればそうなるよね~」

と、知った風な口をききつつ、この日持ち帰ったメダルを手に、これまで私がマラソンで手に入れたメダルをかけてある場所に、そっと今日のメダルをかけてくれました。


「イチ、ニー、サン・・・」

「これで、100kmのメダルは4個目だね!」

そう娘は言った後、ぽつりと・・・

「すごいね」

と、一言だけ労いの言葉をかけてくれました。


そう、この言葉も・・・・

今回のレースで手に入れた、大切な大切な宝物の一つです。




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さて、本日は「第22回野辺山100kmウルトラマラソン」当日でした。

今までにない貴重な経験をさせて頂いたので、超長文です。

ので、

分割掲載ですww


と、いうことで、

本日は、「前篇」と称して、前日からレース・スタートまでをお送りいたします。


それでわっ・・・


・・・・・・・・・


2016年5月21日(土)


翌日の野辺山100kmに向けて、朝から準備を整えます。



ランニングベストに積んで持っていくのはこんな感じ。

・・・で、

重量はというと?



484g?(かごの重さは引いてあります)

・・・・お・・・重い・・・

ので、

給水用のバッグをペットボトルに変更・・・




こっちで行こう!(63gの軽量化w)


・・・で、


積んだ薬品はと言うと・・・



グルタミンとアミノ酸と筋疲労緩和の「バンテリン」と、必殺技の医師処方箋の鎮痛剤で「ロキソプロフェン」(ロキソニン系)です。

これらを積み込み、車中泊用に、



車のラゲッジルームをカプセルホテルに改装して、いざ出発です!


・・・・・・・


自宅から、約2時間・・・




会場到着~!


・・・で、受付を済ませ、大会説明会に参加。

・・・すると、




分かり切った内容ばかりで、超退屈・・・

って思ったら、紫のウィンドジャケットの子(多分アラサー)が、メガネ美人で超タイプ!

(´∀`*)ウフフ

来てよかった♡


・・・・・


で、説明会も途中ですが、時間も4時半になったので、いつもの車中泊上に向かい、

まずは、



飯!

ってことで、「鮭&明太ご飯」とおにぎり、そして「ノンアルビール」で夕飯。

で、

食ったら・・・



寝る!(まだ、夕方5時半でも「アイマスク」だけで寝れる、無神経ぶりwww)

(^o^)ノ < おやすみーなさーい

・・・・・・ZZZzz


で、



朝1時半(←゚゚(∀) ゚ エッ? 朝!???)起床!

で、

駐車場に向かい・・・朝食(?)を食べて、2度寝!(←バカにとってはこれは普通w)・・・・・・

で、

会場入り・・・すると・・・





めちゃ、混雑ぅ~!

なので、そそくさと着替えて、外で待機です。

・・・・・・やっぱり、

野辺山の過酷な100kmを走ろうという、頭の弱い 素敵な人たちが一杯ですので、「サンダル一丁で100km走ろう」という子や、




月に代わってお仕置きされそうな「おっさん」など、いろいろですww

そんな人たちを堪能しつつ、スタートラインに立つと、

「あぁ、RX-93さん」

と、来たのは、新潟の産んだスーパーランナーの「いけたかさん」です。

いけたかさんは「足の爪が剥がれてもなお走り続けるスーパーランナー」で、今日も脚が完治してないのに、ウルトラ参加です。

色々お話させていただいていると、

アッ!

という間にスタート時刻です。

スターターは、南牧村村長ですが、南牧村が生んだスーパースターの「宇宙飛行士の油井さん」の話を始めると、時間が無くなり、


グダグダのまま・・・

「パァーン!(←号砲ですw)」

で、スタートしました。・・・・・・・・・・

さて、本日は疲労がすごくて、記事はここまで、編は、明日以降の予定です。

水曜・木曜は東京出張があり、どこまで書けるかわかりませんが、今週中には書き上げますので、

( `・∀・´)ノヨロシク!



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最初にお知らせです。

調子に乗って書いていたら、レースレポートでもないのに、久しぶりの長文になってしまいましたw


お時間が無い方は、「サブスリー・アイコン」をぽちっと押して、応援して頂けるだけで結構です。

お時間がある方は、お付き合いください<(_ _)>


それでゎ、行ってみましょう!


・・・・・・・


さて、

先日購入したアディゼロ・Japan boost2。


いよいよ4日後に迫った野辺山100kmウルトラマラソンで着用する予定のシューズです。

ちなみに、フルマラソンのレース用のシューズは、ソールの薄っぺらい「匠・SENシリーズ」を愛用しています。
ですので、シューズの摩耗を極力防ぐため、全く試走せずにいきなり本番で履いています。

が、

今回のこのシューズは、100kmマラソン用のシューズですので、多少の履き慣らしもOKということで、今日はJapan boost2で、朝ランに行ってきました。


・・・・・・


さて、前回記事の通り(←読んでない人は、前回記事にGO!)

「箱無し・返品無し」

という条件付きで、ワゴンセールで売られていた、このシューズ。

価格も3980円と激安でした。

ので、

良く考えると・・・、もしや・・・


バッタもん?(又は、「パチもん?」、「パッチもん?」)???


と、疑いのまなざしですw


それもそのはず、

だってぇ~

かかとに変なマークがついてるし~




靴紐の先には、普通アディダス製品なら「adizero」のロゴが入っているはずが、



こんなロゴが入ってるし・・・(メ・・・メッシ?って何?)


・・・・・やばい


掴まされた・・・・


間違いない・・・・


バッタもんだぁ~! Σ(゚∀゚ノ)ノキャー



・・・・・・と、思ったので、


グーグル先生に聞いてみたw


ら、


・・・・・


どうやら、アルゼンチンのサッカー選手の「メッシ選手」とのコラボ製品だということが判明。


とりあえず、バッタもんではないことがわかり、

ε-(´∀`*)ホッ

っと一息。


・・・にしても、


ランニングシューズのコラボにサッカー選手とは・・・


だれか、コラボしてくれるマラソンランナーは、いなかったんでしょうかね~?



・・・・・・



さて、余談はさておき、

今日のメニューです。

水曜日なのでポイント練習日ですが、レース前に疲労が残るのも嫌なので、「なんちゃってインターバル走」です。

これは、通常のインターバルのように1km毎に「急走」と「緩走」を繰り返すのでなく、急走のポイントを決め、そこを全力で行く代わりに、それ以外は流しで走るというものです。
アップダウンの多いコース構成ですので、そこを逆手にとって、登りや下りの特殊区間で刺激を入れようというものです。



今回刺激を入れたのは、赤丸の3ヶ所。それぞれ1kmの区間を3回急走を入れました。

ので、

それ以外は、流しです。


・・・・・



さて、

走り始めの登りは、斜度5%程の登り。
軽く流しながら、靴の感触を確かめます。(キロ5分10秒)

以前、Japan boost2を使った時に「自分には合わない靴」と酷評しましたが、今回使用し始めは、思った程悪くありませんでした。

言い方が良くないですが、「良い」とは言えないものの「悪い」ともいえない、微妙な感じでした。
どういう事かというと、(自分が上手く乗れないのが原因ですが)、フォアフット走法での着地から、蹴りだしの際に、「グンッ」という反発力をあまり感じられず、どうしても足だけで走っているような感じがするんです。

色々、手探り・・・ならぬ「足探り」で何とかうまくシューズに乗ろうと悪戦苦闘しつつ、2km目もそんな感じで流してキロ4分27秒でした。

それでも、フラットな路面に変わったことで、徐々にペースを上げていきました。


3km目

ここが1回目の急走ポイント。

500mの平たん路と500mの下り坂(斜度8~10%ほど)の複合路です。

スピードが上がると、頭で考えるよりも体の反応の方が先になってしまうので、上手く乗れているかどうかも分からないまま駆け抜けると、ラップタイムは3分25秒まで上がってていました。

ので、

下りの扱いは、特に問題が無いようでした。

続く4km~5kmは、だらだらと続く長い上り坂。(斜度3~4%程)


ここで、弾んだ息を整えながら、流していきます。(キロ4分48秒、4分57秒)


・・・で、

5km通過で折り返し。

今来た道を引き返していきます。

緩やかな下りということもあって、流しでもそこそこペースが上がり、6km・7kmの区間は4分00秒、3分53秒で流しました。

下りの勢いを殺さないように、足の接地~リリースまでをスムーズに、力まずに走ることを心掛けると、不思議とうまくシューズに乗れている感覚がようやくしてくるようになりました。

勢いがついたまま訪れた8km目

ここが2度目の急走ポイント。

急走と言いつつ、斜度8~10%程のきつい登りを500m程含む区間ですから、スピードによる、心肺の追い込みではなく、大臀筋やハムストリングを意識して、大きな筋肉を使った力強い走りを目指します。
身体がぶれないように体幹も意識し、体全体で駆け上がり、ピッチを上げていくとキロ4分25秒で駆け上がることに成功。
GPSウォッチで区間タイムを確認すると、大きく一息履いて、続く9km目の平たん路を流しながら呼吸を整えていきました。

流しなので、ここの平たん路はキロ4分23秒。

・・・で、

呼吸が落ちついた頃になると、今日のラスト「10km目」のポイントになりました。
ここも、急走ポイントで、200m程平たん路を走った後、800mの下りを駆け下りるポイントです。

下りの800mを、弾む息で一気に駆け下りると、キロ3分44秒で10km地点を通過。
それと、同時に時計を止めると、今朝のランを終了しました。



・・・・・・・



さて、本日の10kmのランに使ってみた、Japan boost2の印象です。
(あくまで個人の印象ですよw)


やはり、ブーストフォームが、前足部からかかとまでみっちり詰まっているので、フォアで着地した衝撃が、中足部からかかとへ逃げてしまい、吸収した衝撃を反発力に変えられていない印象します。

ですので、フラットに着地する方や、ヒールストライカーの方の方がいいのかな?なんて感じましたが、実際はフォアで走るアフリカ人ランナーも使っているようなので、要は「使い手の問題」なのでしょう(笑)

な~んて、

素人判断で感じましたが、とにもかくにもウルトラで足が疲弊する後半には、反発力より衝撃吸収に救われることが多いと思うので、こいつはウルトラには頼もしい相棒だと思っています。



・・・・・・


さて、いよいよ目前に迫ったウルトラマラソン。

ようやく装備の目星がつきました。

今年は、この装備で100kmに挑戦します。

【ウェア】

今年は気温が高そうなので・・・

・速乾Tシャツ(100kmの長丁場は、日差しに体力を奪われないよう(※)、肩周りの日除けにもなるので、ランニングシャツではなく、ポリエステル製の速乾Tシャツです)
・ランパン(いつも通りw)
・ゲイター(ふくらはぎの疲労を抑える)
・キャップ(日除けに必須)

※日差しというより「紫外線」が疲労に繋がるそうです。


【シューズ】

・アディゼロJapan Boost2


【持って走るもの】

・グルタミン(破壊された筋繊維の再生に必須・・・ですが、即効性に疑問w)

・小銭(給水ポイントに着く前に渇きを感じたら、自販機で給水←でも、走路にほとんど自販機なんてないw)

・鎮痛剤(100kmは、いつどこで痛みが出るかわからないので、お守りの為。「痛くなったら、すぐセデス~♪」・・じゃないや、去年はバファリンだったw)

・絆創膏(こけた時のすり傷や、ウェアと肌の摩擦による擦れなど、貼るだけで痛いのが飛んでく・・・ような気がするw)

・カメラ(これを持たずにレースに出るブロガーはいないでしょw)

と言った感じです。

「w」マークばっかりですので、これらは全て100kmを頑張る為の「お守り」ですね。


で、これらを



ランニングベストにぶっこんでいきます。

で、このベストは



背中に1.5Lまでのハイドレーションを搭載できるので、ハイドレーションも持っていくつもりです。

当然常に水分を背負っていたのでは重くてかないませんので、基本的に空のままで、後半の脱水症状が気になり始めたら、エイドとエイドの途中で給水できるように、エイドで分けてもらう「500ml位の水分」を積んで走る予定です。

思い起こすと、昨年も一昨年も、65km位からものすごい喉の渇きで、「次のエイドは、まだ?」って感じで走った覚えがあります。

ので、

ハイドレーションか、もしくは「空のペットボトル(500ml)」位は持っていきたいと企んでいます。


最後にデポジットです。

デポジット(コース上の荷物預け)には、昨年同様

・替えのランニングシューズ(アシックス・ライトレーサー←シューズを変えると、なぜか脚が生き返ることもある)

・替えのTシャツ(気持ちが萎えていたら、着替えるだけでもリフレッシュ!)

・ライトシェルジャケット(急な天候変化があった時に着用する為。←ゴールの野辺山は、悪天候になれば死ぬほど寒い)

・エアーサロンパス(痛いところに、どこでもシュー!)


こんな感じです。

荷物を預けられるのは、42km地点か71km地点なので、私は71km地点に預けます。

ちなみに良く聞く話は、「序盤に林道トレイルがあるので、スタートはトレイルシューズで走って、42km地点にランニングシューズを預けて履き替える」というものですが、山育ちの私にとっては林道トレイルも「ただの未舗装路」という認識しかありませんので、普通のランニングシューズで行けます。

ので、

これまでのシューズを振り返ると・・・

初挑戦(2013年)・・・アディゼロ・Japan2

2回目(2014年)・・・アディゼロ・Japan boost

3回目(2015年)・・・アディゼロ・Japan boost2

で、来ました。

良く考えると、毎年「Japan」なんですねww


そんなわけで、今年も「Japan」で行ってきます!




本日のラン 10.05km 43分26秒

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さていよいよ来週に迫った「野辺山高原100kmウルトラマラソン」

これからは、「いかに疲労を抜いて、ベストなコンディションを作るか」が、カギを握っています。

ので、

本日の練習は、緩いペースでの30km走でした。


とはいえ、アップダウンが多い土地柄ですので、「緩いペース」と言いつつも、下りではキロ3分半近くまで上げますし、登り坂になれば、キロ5分半近くにペースが落ちますが、基本的に無理ないペースで行くつもりでした。

が、

柄にもなく一生懸命仕事をした1週間の疲労(その内、合宿研修もあった)、そして25度近い気温。加えて昨夜の深酒(笑)

どれをとってもマイナス要素しかなく、20km過ぎに「妙な尿意」を感じて、近くのスーパーのトイレに駆け込み、用を足すと



・・・・・・・



血尿でした・・・orz


無理をしてないのに、無理してた、そんな今日のランは、



こんな有様・・・

ちなみに3度の給水休憩含めて、6回も脚が止まりました。

そんな訳で、来週はどうなるんでしょうね~

不安、Maxです。


・・・・・・・


が、

泣き言を言っていても始まりませんから、帰宅後は、シャワーを浴びて、スポーツショップへレッツ・ゴー!

そうです、ウルトラで使用するシューズがないので、買いに出かけました。

100kmの長丁場ですから、購入するシューズは、「クッション性・軽量性・反発性」と要求する要素はたっぷりあります。

ので、

それらに合致する、購入の目途を立てていたのは「アシックスのライトレーサーRS」

軽量でクッション性があるモデルで、トレーニング用のTSは2足使っていてお気に入り。

ですので、今回はレース用の「RS」に白羽の矢を立てたのでした。


・・・・・・


ショップに入ると、いろいろシューズを物色しながら、ライトレーサーRSを手に取ると、

流石にマラソンのオフシーズンだけあって、割と値引きされていて7000円ほどで購入できそうでした。

・・・・Σ(゚◇゚;)マジデッ!?

でも、ちょっと視線を移すと・・・・

「アディゼロ・マナ7・・・税込4980円」


ま・・・Σ(゚◇゚;)マジデッ!?


という事で、レースシューズは、激安の「マナ7」で決定ww・・・


ってなると思ったら、


ワゴンセールのかごの中に、「捨て猫」のように、置かれたとあるシューズを発見しました。



「誰か拾って(買って)くれよ~」



と、懇願するような視線を感じ、手に取ったのは、アディダスの「boost」搭載シューズの「Japanboost2」


しかも、このシューズは、定価で15000円位だったような記憶があるんですが、捨て猫状態の「Japanboost2」君は、まさかの

にゃんきゅっぱ!

ならぬ、

さんきゅっぱ!

で売られてました。


まさかの3,980円という、ランニングシューズとは思えない価格で売られていた「捨て猫君」を、そっと拾い上げると、私はそのままレジへ・・・




という事で、

軽くて、クッション性があって、反発力があることに加え、「安さ」まで兼ね備えた、究極の1足を手に入れました(笑)

ワゴンセール品なので、「箱無し」、「返品・交換無し」の条件付きですが、この価格は美味しすぎる。

ので、

浮いたお金で、



グルタミンも購入。

こいつは、「回復系アミノ酸」なので、レース中にガンガン服用するつもりです。





・・・・というわけで、


210gの相棒と共に、来週は「地獄の100km」を天にも昇る気持ちで楽しんできます。






本日のラン 上の通りです。


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怪我のせいだったりとか、疲労のせいだったりとか、

とにかく、自分に言い訳ばっかりしてサボっていた水曜ポイント練習。


もちろん水曜の都度、多少の負荷はかけてはいたものの、肝心なサブスリーペース走(キロ4分15秒以下のペースラン)ができていませんでした。


そのおかげで(?)、サブスリー陥落から半年が経過し、直近の長野マラソンでもサブスリーを奪還することができませんでした。


ので、


今の走力は、「サブ3.5」です。


が、


秋には、サブスリー返り咲きを企んでいます。


から、


・・・・・・・



5月11日(水)

AM6時

気象条件:雨&強風


の中、


頭の弱い中年男性が猛ダッシュ!(←ってほどではないw)


で、




なんとか目標完遂の10km走を、5カ月ぶりに完走できました。


・・・・って、


( ´_ゝ`)フーン


それが、スペシャルなんだ~?


そう思ったあなた!


そう、あなたですよw


(* ̄▽ ̄)フフフッ♪



あ・ま・い・ぞっ♥



そうではありません。


そう、ここからが本命です!


・・・・・・


さて、10kmを爆走した後、私は朝食を食べ、いつもの会社・・・ではなく、違う場所に出発していきました。

向かった先は、会社の「管理者研修」などという、くだらない研修が行われる、「菅平高原」の「とあるホテル」です。


そこで朝から晩まで、「くだらない講義」を受けたので、正直ぐったり (ヽ´ω`)・・・

しかも、一泊二日の研修ですから翌日も続きます。


・・・で、


なんだかんだあって、翌朝になりました(←めんどくさいので途中は割愛ww)



・・・・・


5月12日(木) AM5時15分


高原の朝はすがすがしいですね~(^O^)/

みんなまだ寝てるようですが、私一人だけ起床です!



なーんでか?



それは当然!



走るため! 



☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ



当然車には、



ランニングシューズ搭載!


で、


走ってみた!


・・・・・


まずは、軽い下りを駆け下り、足慣らし。


で、




マレットゴルフ場で折り返し・・・


って思ったら、




スキー場があるので、



駆けあがってみた(^O^)/ (←でも、すんごい斜度w)


・・・で、


ゼェーハァー、ゼェーハァー!


・・・・・き・・・きつくて・・・



萌え~♡ ww



・・・でも


今日も研修があるから、いつまでも遊んでられないぞっ!


・・・・ってことで、すぐにロードに復帰。


・・・・・・で、


今来た道を戻って再びホテル前に戻ったら、ここからが今朝の本命の、



「鬼坂ランニング!」


です。

斜度は、再来週の野辺山100km同様の10%前後の坂道ですが、ここを2.5km登って、そのあと駆け下りてきてフィニッシュという「お遊びラン」を敢行しました。



ちなみに、走路はこんな感じ、



ですので、


登りは、きつくて脚がパンパン!



それでも、登って、登って~・・・・


・・・で



とうちゃ~く (^O^)/




したのが、




標高1485mの「見晴らし台」



ここから望む絶景は、




こんな山並みが見えるはずなんです!



・・・が、





朝霧で真っ白www



ということで、ここにもう用がないので、今来た道を戻りましょう!


で、



この道を駆け下ります!


・・・・・・


はぁ、はぁ、 ゼェー!


・・・・・


速いペースで、息が苦しい~!




下りでは、ハイペースで脚ではなく心臓と肺が悲鳴をあげます。


・・・・・


・・・で、


結果でぇ~す(^O^)/





登りの一番きつい区間は、キロ6分33秒(←遅いw)


で、


下りのMaxは、キロ3分11秒でした。(トップランナーは、このペースが下りじゃなくても楽々出せるんだから、すごいよねぇ~)



・・・・・・


そんなわけで、改めて自分の非力さを痛感しつつも、今日のトレーニングに大満足した高原の朝でしたっ(^O^)/



本日のラン  上の通りです。


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