今回、このランニングブログを閉じる前に、

どうしてそうなったのか？

そのことについてのお話しをしたいと思います。


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そもそも、この構想自体は、１年ほど前からありました。

理由は、うまく表現できないんですが、

「走ること」に対する気持ちが変わってきた。

と、言った感じからです。

もちろん、今後もトレーニングはしますし、レースにも参加するので、取り組むスタンスはこれまでと大きく変わりはありません。

ですから、ベクトルは以前と同じ方向を向いています。

しかし、

「そのベクトルの長さは、明らかに短くなったような感じがしている。」

そんな感じです。


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さて、

このブログは、メタボで死にかけていた中年が、ひょんなことから走ることに目覚めることとなり、純粋に「走ることが楽しい」ということだけで、スタートしました。

そして、日を追うごとに、どんどんと競技性志向が高まり、いつしかここは、「定期的に出場するレースの結果とそのプロセスを報告する場」に代わっていきました。

もちろん、時にはどーでもいい「くだらない話」を挟むこともありましたが、自分にとってのこのブログの価値は、

「高い熱を帯びた競技としてのマラソンの軌跡」

だったように感じています。

しかし、

その熱が、少し冷めたように感じると、ここで同じようにマラソンのことを語っている自分が、客観的に見れば見るほど、どーしても違和感を感じるようになりました。

そして気がつくと、自分が作った居場所なのに、なぜか居心地の悪い感じがしていました。

そして、そんな気持ちでブログを書いている自分は、

「過去の自分が本当の熱い気持ちを綴ったノートに、今は嘘を書き足している。」

そんな感じがしてました。



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最近のブログの言葉を振り返ってみると、

「失敗した・ダメだった・撃沈した」

そんなフレーズが増えました。

が、

そんな言葉を使うのは、そのフレーズの裏側に、

「頑張ったけど・・・だった」

という、「単にできなかった」という結果だけではなく、そのチャレンジの中にある「小さな努力」を汲み取ってほしいという、ゲスい気持ちの表れでした。そして、そのフレーズを使うたびに、あさましい気持ちが透けて見えるようでした。

でも、

「なぜ、そんなフレーズが必要だったのか？」

それは、

このノートには、熱い気持ちを記さないといけないという「ある種の恐怖観念」がありましたので、努力をほのめかす「もっともらしい嘘の言葉」を使わないと、ここには、「今の自分」を書けないといった感じがしていました。


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もう、お気づきですよね？

そう、

引っ越しは、

「新しいノートに、『今の本当の自分のこと』を書くため。」

そんな感じです。


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やることは変わりません。

内容もきっと変わらないでしょうねｗ

でも

新しいノートに刻みます。

今の自分の「本当の」足跡を・・・・・

　まもなくエピローグ
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